心臓疾患の大学生が優先席に座っていたら…「ヘルプマーク」周知叫ばれる
優先席に若い人が座っていたら…? もしかしたらその人は、「内部障害」を抱えている人かもしれない
妊娠中の女性が、公共機関を利用する際に身に付ける「マタニティーマーク」が広く知られるようになった昨今。
見た目では分からない障害や病気を患い、周囲の援助や配慮が必要とされる人のための「ヘルプマーク」というものが存在することをご存知だろうか。
今ネットでは、「ヘルプマーク」の必要性と認知を訴える声が数多くあがっている。
■「心臓疾患」の女子大生が優先席で…
ある匿名掲示板に寄せられた投稿では、、心臓疾患を抱える女子大生が、優先席に座り眠り込んでいたところ、突然誰かに脚を蹴られ、驚いて顔をあげると、目の前に自分を睨みつける妊婦が立っていた。
投稿者は「体調が良ければ、妊婦に席を譲りたかった」とつづっているものの、その日は体調が悪く、混雑した電車の中で立ち続けるのが非常に辛い状況であったため、妊婦に心臓疾患であることを説明し、席を譲れないことを詫た。
すると、やや困惑した様子をみせつつも、その妊婦は隣の車両へ移動していったという。
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■「内部障害者」への理解を訴える投稿者
この書き込みに対し、投稿者の脚を蹴るなどした妊婦への批判が殺到。その流れを受けて、投稿者はこの書き込みの主旨が「妊婦の批判」ではなく、他に大きな理由があることを訴えた。
「妊婦さん叩きをしたいんじゃなくて、優先席に若くて健康そうな人が座ってても、無理やりどかせたりすることはやめてほしいってことを言いたかった
妊婦さんに限らず、お年寄りとか優先されるべき人が座れないと、そこに座ってる若者に厳しい目をむけることがあると思う 。でも、よっぽど頭おかしい人以外は、目に見えない障害を抱えていたり、体調不良だったり事情があると思うんだ」
さらに、妊娠中の人には席を譲ってあげてほしいとも訴え、「私たち障害者も善意に甘えてるところがある、譲ってもらうことに感謝の気持ちを忘れないようにしたい」とも書き込んでいる。