人生経験経験を積んでようやくわかる「タダより怖いものはない」
自由業では「報酬はありませんが、実績になる」との恐怖の誘いも。
「タダより怖いものはない」との言葉があるが、無料と聞くと気になるのも確かだ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,342名に「無料より怖いものはないと思う」かどうかの調査を実施。
全体で43.2%もの人が「怖い」と答え、やはり無料のものには警戒をする人が多いことが判明した。
■若者はタダが怖くない
年代別では、若い人ほど無料を受け入れている。
若い間は、まだ無料の怖さを知らないのだろうか。
「タダでもらえるものなら、なんでもうれしい」(20代・男性)
しかし年を取るほどに、警戒心が強くなるようだ。
「母が、健康食品の悪徳商法に引っかかりそうになった。お米などを無料でもらったので、買わないと悪いって心理になるみたい。必死に止めたから、よかったけど」(40代・女性)
人生経験を重ねていくうちに、無料の恐ろしさを知っていくのだろう。
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■無料は恩を売るところも
職業別で見ると、学生が一番低い。ここでも若い年代は、無料に抵抗がないことがわかる。
また収入源がない無職・家事手伝いが、4割と高めなのは意外といえるだろう。
さらに自由業では、こんな経験が多いようだ。
「『報酬はありませんが、あなたの実績になります』なんて話を、何度されたことか。素直に『お金は払えない』と言えばいいのに。どちらにしても、受けないけど」(30代・女性)
「一度おごってもらっただけなのに、ことあるごとにその話をする知人がいる。無料って意識があってもなくても、恩を売っているところがあるから怖いんだと思う」
無料で釣って悪いことをする人が昔からいたために、「タダより怖いものはない」などの言葉が生まれたのだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1,342名 (有効回答数)