自分が成功しないのは親のせい? 「一因はある」との意見も
年代が上がるほど、減少はしているが…「不幸だと思い続ける」のはもったいないという声もある。
成長における人格形成には、周囲の環境が大きく影響する。その中でも大きな役割を果たすのは、やはり親であろう。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の「自分は成功者ではないと思っている」男女950名に、「親について」の調査を実施。
「自分が成功をしていないのは親のせいだと思う」と答えたのは、14.3%と少数であった。
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■年齢が上がるにつれて自分のせいと思うように
年代が上がるほどに、親のせいにはしなくなる傾向が見られる。
若い頃には、まだ親から逃げられないところがあるようだ。
「父はすぐ感情的になって、ときには暴力もふるっていた。親なんか関係ないって言う人は、ただ恵まれた環境があっただけ」(20代・女性)
年齢を重ねるほどに減少はしているが、忘れるわけではない。
「消極的でメンタルが弱いのは、親が過干渉だったせいだと若い頃は思っていた。でもいい年して親のせいにもできないし、自分にも責任があると思うようにしている感じかな。親のせいにしても、前には進まない」(30代・男性)
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■成功もせず不幸だと思い続けるのも親のせい?
「いま、自分は不幸である」と思っている人は、3割もの人が親のせいだと思っている。
成功をしていない上に、さらに不幸だと感じているのは気の毒としかいいようがない。ただ精神的に不安定な状態では、すべてがマイナスに見えてしまうのもあるだろう。
「親から受ける影響は、思いの外に大きいもの。だから成功をしていないのは、親に恵まれなかったのも一因だと思う。でもそのせいでずっと、不幸と思って生きるのはもったいない」(40代・女性)
毒親から精神的にも開放されるのには、とても時間がかかる。試行錯誤しながらも、自分らしい生き方を探し続けるのだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1,342名 (有効回答数)