日本で唯一、新潟にある『清酒学校』 校歌まであるその情熱が凄すぎる
日本酒づくりを学ぶための教育機関、『新潟清酒学校』。その入学式に密着取材。
■最初の授業は「校歌」練習
1年生が最初に受ける授業は、意外なことに「校歌の練習」。『越の寒中梅』で知られる新潟銘醸の常務でもある山下進校長は、「校歌の歌詞は短いが、この中に清酒学校の精神がある」と新入生に語った。
生徒たちは、ギターの伴奏で校歌をひと節ずつ練習。1時間も練習すると、声も揃って歌えるようになってくる。
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■分厚いテキストで3年間学ぶ
今年入学した生徒たちは、日本酒の製造に携わってきた人たちだけでなく、営業や海外担当など、幅広い。
分厚いテキストが支給され、選抜して送り出してくれた酒蔵の期待を背負った3年間が始まる。
新潟がなぜ旨い酒をつくり続けられるのか、また酒どころとして高く評価されるのか。その背景には、技術を次代につなげ、伝統を開かれたものとして共有していく隠れた努力があった。
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