6年連続で売上ナンバーワン 伝説の舞妓が語る「一流の心得」とは
祇園ナンバーワン芸妓が語る「昇る人」の特徴とは?
■ナンバーワンになるための努力
その後、客席からは「なぜ岩崎さんは、自分がナンバーワンになれたと思うか?」という質問が。
岩崎さん:店出し(舞妓デビュー)してから最初の1年は、自分で営業しましたね。
毎朝のお稽古が終わったら、家に帰るまで、その日に顔を出すと決まっているお茶屋さん以外のお茶屋さんの一軒一軒に、ご挨拶に行くんです。
「今晩ちょっと空いてんのどすけど、お客さんがあったら呼んで欲しおす。」と。そうすると、ご挨拶に行ったお茶屋さんから自然と声を掛けていただけるようになって。
また、ピンチのときも楽しむことを大切にしていました。現役時代に扁桃腺の手術をした時は、まったく声が出ない状態になってしまって…。その時は、どう乗り越えたかというと、メモ用紙でお客様と会話をしました。(笑)
質問にも丁寧にメモで返していくうち、次第にお客様のほうも面白がってくださって。
どんなにイレギュラーな事態でも、ピンチをチャンスに。 そういうことを常に考え、実践していきながら生きてきたと思います。
講演のあとには、ステージ上でお座敷遊びなどが体験できるコーナーも。
舞妓や芸妓が客と共に盛り上がる姿を、岩崎さんは母親のように温かい瞳で見守っていた。
来月9月9日には、祗園にて行う、招待制のお座敷ツアーが行われる。
「祗園甲部ツアーお座敷体験のお誘い」と題し 、本場の舞妓とともに「舟遊び」や「お座敷での食事」を体験することができる。
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(取材・文/しらべぇ編集部・大木亜希子)