6年連続で売上ナンバーワン 伝説の舞妓が語る「一流の心得」とは

祇園ナンバーワン芸妓が語る「昇る人」の特徴とは?

2017/08/26 17:30

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京都市東山区にある、京都最大の花柳界「祇園甲部」。

舞妓や芸妓が数多く住むこの地は、江戸初期から栄え、歴史が古いことで知られている。

そんな花柳界で人気を博し、「6年連続売上ナンバーワン」となった伝説の舞妓がいた。

それが、岩崎峰子さんだ。

現役当時の贔屓筋には、ホンダ創業者の本田宗一郎氏やサントリー創業家の佐治敬三氏など、錚々たる面々が名を連ねる。

引退後はその名を「岩崎 究香」(いわさき みねこ)に改め、作家としても活動している岩崎さんを講師に迎え、講演会が8月4日東京・ホテル雅叙園東京で行なわれた。


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■完全招待制のイベントへ

「昇る人生の課外授業in目黒雅叙園〜祇園から学ぶ日本人の心得〜」と題された本イベントは、完全招待制。

経営者や著名クリエイターなど、限られた人だけが参加を許された会だが、しらべぇ取材班は特別に取材する機会を得た。

政治家や経営者、国賓をもてなしてきたナンバーワン芸妓は、「昇る人生」を歩む客をどのように見つめてきたのだろうか。


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■「一流の人」の共通点

岩崎さん:今回は、祇園の世界で私が見てきた「昇る人の共通点」や、舞妓の世界についてお話させていただきます。


今思い返してみると、昇っていく人には、共通点があることに気がついたんですね。それは、


・ どんなことにでも一生懸命

・ 好奇心がある

・ 自分を内観できる

・生活に美意識を持っている


こうした考えを持ち、「ひとつのことを深く知りたい」と思う人が、非常に多かったのです。だからこそ、好奇心を持って祇園の街に遊びに来てくれはったんでしょうね。


お座敷遊びをはじめ、遊びのなかには必ず「無駄」がありますが、その無駄こそが宝物なんです。こんな知識は不要だろう…。そうネガティブに思わず、探究心をもって他人と接する。


そういう方は、お席に黙って座っていらっしゃるだけで独特な存在感がありましたし、私たち舞妓も勉強になりました。

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■品格のあるもてなしの術

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