「学校に来れてもバイトが続かない生徒が心配」 高校教師の発言に共感の声
「学校に来ないより、バイトが続かない生徒が心配」という高校教師のツイートが大きな反響を呼んでいる。
「高校はとにかく卒業するべき」と言われがちな昨今。高校に行けばなんとかなるとダラダラ学校に3年間通っていた生徒も少なくない。だが一方で、学業を離れてアルバイトというかたちで、社会に進出する人もいる。
今、とある教師のツイートが話題になっている。
■ある教師のつぶやき
高校教師をしているという投稿主は「学校は全然来ないけど、バイトはちゃんと行く生徒をそんなに心配していなかった」と語る。
正直、「学校は全然来ないけど、バイトはちゃんと行く生徒」をそんなに心配はしていなかった。「学校と違って、カネをくれるから行くのは当たり前」という生徒はしっかり生きていける。むしろ、「学校はちゃんと来れるけど、バイトが続かない生徒」のほうが心配だった。卒業後、実際彼らは困っている。
— とある高校教師S (@hellohellock) August 18, 2017
その理由について、そういった生徒たちは「お金が支払われるからアルバイト先に行くのは当たり前」という価値観が身についているからだそう。
一方で「学校はちゃんと来れるけど、バイトが続かない生徒のほうが心配」だといい、実際に卒業後に壁にぶち当たった生徒を知っているのだと言う。
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■大切なのは社会性
また教師は、高校を途中で退学した経験がある人からのメッセージを読んでほしいと紹介した。それは、家庭内のやむを得ない事情で定時制高校に通った少年の話である。
こんなDMをいただいた。俺の意見に耳を傾けずに「バイトせずに勉強すべきだ」という一般論にいつまでも固執している人たちは100回読んで欲しい。100回読んでも分からない人は何回読んでも分からんだろうからお帰りいただいた方が賢明だ。 pic.twitter.com/SjzxVOHI1E
— とある高校教師S (@hellohellock) August 20, 2017
高校を中退してから2年のフリーター経験を積んだという少年は、粘り強さや社会性を身に付けることが出来たそうだ。そして大学生になったとき、同級生と自分をくらべて彼らの生活力のなさに驚いたという。
また、勉強できる環境かで人生に差がつくのはおかしい、かたちだけの大卒でなく、中身を見て欲しいと主張した。