「石川県かほく市ママ課」が独身税の導入を提案? ネットでは怒りの声
「結婚して子供を持つと生活水準が下がる」という議論がきっかけで…
■若者の結婚願望は低い
今回「かほく市ママ課」が独身税を提案した背景の1つに、「若者の結婚離れ」があると思われる。
しらべぇ編集部が全国20〜60代の一度も結婚をしたことがない男女530名を対象にした意識調査でも、20代男女の結婚願望が50%を下回っていることがわかっている。
独身者に結婚を促す狙いや、子育て世帯の負担軽減を目的に、「かほく市ママ課」は独身税を提案したようだ。
しかし、独身者が「好きで独身でいるわけではない」「そもそも収入が少なくて結婚ができないのに、これ以上負担を増やすのか」と怒りたくなるのは、当然のこと。
「ママの負担を減らすために独身者から税金を取る」という論理は、肩身の狭い思いをすることある独身者にとっては、到底受け入れられないものと言わざるをえないだろう。
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■真意の説明が待たれる
「かほく市ママ課」のウェブサイトによると、同課設立の目的は「ママたちに優しいまちづくりを推進し、県内外にかほく市の魅力をアピールすることで移住・定住の促進を図る」ことにあるそう。
今回の提案がネットで猛批判を浴び、炎上状態となっている現状は、本来の目的とはかけ離れている。「独身税」を提案した真意や意図などを、全国に向けて説明する必要があるのではないだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代一度も結婚をしたことがない男女530名 (有効回答数)