日めくりカレンダー発売の「ひふみん」 本業を知らない人がいる?
ひふみんこと加藤一二三九段の日めくりカレンダー発売が決定! ところで本業って…?
■ひふみんが将棋棋士だと知っている?
そこで、しらべぇ編集部では全国の20代~60代の加藤一二三九段を知っている人に、同九段が将棋棋士であることを知っているか調査。
結果、「知っている」と答えた人は86.8%。ほとんどの人が「知っている」と回答しているが、13.2%は棋士であることを知らなかった。むしろこれは、多方面での活躍を物語る数字と考えるべきなのだろうか…。
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■「勝負師」エピソード
昨今は「人の良いおじいちゃん」の加藤九段だが、かつては「勝負師」として、特異なエピソードが多かった棋士である。
将棋ファンのSさんに、有名なエピソードを語ってもらった。
①滝を止めさせる
「対局中、人工滝の音にイラっときた加藤九段は、「あの滝を止めてくれ」と注文。普通は我慢してしまうものですが、勝負にこだわる加藤九段はストレートに怒りをぶつけました。
ちなみに、羽生善治二冠も同じことをしています。一説によると、加藤九段の話を参考にしたとか」
②コンピュータにストーブで対抗することを提案
「棋士とコンピュータソフトが戦う電王戦で、必勝法として『熱に弱いからストーブを当てる』と提案。天才すぎる手段だと話題に」
③対局中にタクシーを呼ぶ
「引退対局となった今年の高野智史四段戦で、局面が『投了やむなし(勝ち目がない)』の場面で長時間離席。戻って投了すると、感想戦をせずタクシーに乗って帰ってしまいました。
離席中タクシーを呼び、到着したところで投了し帰宅したようです。こんなことは前代未聞」
現役棋士を引退し、活動の場を広げつつある加藤九段。これからもまた、多くの伝説を残してくれそうだ。
(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の加藤一二三九段を知っている人1082名(有効回答数)