未婚率上昇でも…3割が思う「35歳超えて独身」はワケあり
どれだけ増えても、独身者は肩身の狭い思いを…。
未婚率は上がっているにもかかわらず、独身者に対する風当たりはいまだに強い。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,348名に「結婚について」の調査を実施した。
その結果35.5%もの人が、「35歳を過ぎて独身の人はなにかあると思う」と答えたのだ。やはり適齢期を過ぎた独身者に偏見を持つ人が、一定数いるようだ。
■未婚上司が性格に難あり
性年代別で見ると、男女ともに若い世代で多いことがわかる。
結婚にうるさいのは年配の人たちと思いきや、意外な結果である。
「上司が独身だけど、ものすごく性格に難がある。その人のせいで、独身の人は癖がある人なんだと思うようになった」(20代・女性)
自分が独身だという女性は、次のように語る。
「自分を含めて、精神的に幼い人が多い印象。言い換えれば、若い感性を持っているといえるけど」(40代・女性)
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■仕事もプライベートも順調な未婚女性
周囲にいる独身の人を見て、イメージは決まるようだ。近くにいい生き方をしている独身の人がいれば、印象も変わる。
「独身の友達はおとなしい性格で、自分から行くタイプではない。性格はめちゃくちゃいいのに。でもそれほど結婚したい感じにも見えないし、それなりに幸せそう」(40代・男性)
「学生時代の友達の中で唯一独身の子は、仕事もプライベートも充実している感じ。自分は子育てや家事に追われているから、うらやましいと思うときがある」(30代・女性)
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■高収入ほど独身者を不思議に思う
年収が高いほど、35歳を超えた独身者に対して、なにかあると思っている人が多い。
男性は収入がいい人ほど、婚活市場では有利と言われている。高収入の人たちから見れば、結婚できない人は、不思議な存在なのかもしれない。
「経済力が乏しいので、自分のことで精一杯。この状況では、たとえ相手がいても結婚は難しいかと」(30代・男性)
一方で、経済的な面に関してだけ言えば、女性は結婚がしやすいので、適齢期を超えて独身の場合には、なにかあるとの声がネットで見られる。しかしこれに、反対する意見も。
「女性はイージーモードなんて言われるけど、それは一部の人だけだと思う。ほとんどの友達は結婚をしても働いているし、周囲には独身の子も多い」(30代・女性)
今後さらに、独身者の高齢化が進むことが予想されるだけに、考え方の改革が求められそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代の男女1,348名 (有効回答数)