約8割が家にプリンターあり しかしインク商法に批判の声も
コンビニでプリントする人も増えている。
スマホやタブレットの普及により、ペーパーレス化がもっと進んでもいいはず。しかし今でも、紙の資料が多く配られているのが現実である。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代のパソコンを持っている男女1,189名に「プリンターについて」の調査を実施。
「自宅にプリンターがある」と答えた人は全体で78.6%と、まだまだ需要があることが判明した。
■捨てないで置いてあるプリンター
年齢が下がるにつれて、プリンターを所有する人が少なくなっている。
若い世代ほどペーパーレス化しているとも取れるが、それでも6割以上は自宅にプリンターがあると回答しているのだ。
「ずっと前に購入したものが家にあるけど、ほとんど使っていない。あまりに放置しているので、次に立ち上げたときにちゃんと使えるのか心配」(20代・男性)
「プリンターを本格的に使うのは、年賀状を作成するときくらい」(30代・女性)
プリンターを所有はしているが、あまり使っていない人も多いようだ。
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■インク商法への批判
インクジェットプリンターで避けて通れないのは、インクの目詰まりである。
「久しぶりにプリンターを使用したら、変な色合いになった。テスト印刷をしたら、やっぱり目詰まり。ヘッドクリーニングを何度かしたら直ったけど、インクが勢いよく減った」(40代・女性)
メーカー純正のインクは価格が高いために、次のような現象が起きている。
「インクを買うより、プリンターを買い替えたほうが安い」(30代・男性)
本体を安価にして消耗品のインクで利益を得ることは、「インク商法」と揶揄されることもあるほど。純正が高いために、互換インクを利用している人も多いだろう。
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■コンビニで手軽にプリント
コンビニ各社では、自宅のパソコンで作ったデータをプリントできるサービスを行なっている。
「家で印刷することがほとんどないので、プリンターは捨てた。どうしても印刷が必要なときは、コンビニで済ませるから問題はない」(30代・男性)
インク代が高いことを考えると、たまにしか印刷をしない人にとって、コンビニでのプリントはとても便利なサービスといえそう。
プリンターのシェアが今後、どのように変化するのか気になるところだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代のパソコンを持っている男女1,189名(有効回答数)