選挙への影響はどうなる? 台風21号のもたらす被害に警戒の必要も
台風21号が発生し、週末にかけて上陸の懸念が…選挙の投票率や運動会などに影響に心配の声もあがっている
10月16日未明にフィリピン沖で発生した台風21号が、現在日本に向かい北上している。週末にかけて上陸する可能性があり、また「非常に強い勢力」を持っているため、気象庁などをはじめとする関係機関が警戒を強めている。
■投票日に影響の恐れ
気象庁が18日9時50分に発表した「台風経路図(台風5日進路予報)」によると、21日に沖縄付近に上陸する見込みがあり、その後本州にも影響を及ぼす可能性が指摘されている。
22日は衆議院議員総選挙の投票日。そのため、近年の投票率の低さにより拍車がかかるのではないか――と憂慮する人も多い。
また、農作物や河川の増水による被害が懸念されるほか、運動会や祭りといった、さまざまな秋の行事が中止や延期になることも予想されるなど、台風の進路や規模について心配する声はかなり大きい状況だ。
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■年代により男女に意識の差
そんなさまざまな影響が心配される台風だが、ネットでは「台風コロッケ」といった定番ネタが話題になるなど、やや「ワクワクしてしまう」タイプの人も存在する。
そこでしらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1348名を対象に「台風が来るとワクワクする」か調査した。
全体の26.1%が「あてはまる」と回答しているため、少数ではあるもののワクワクしてしまう人は一定数はいるよう。雨や強風などに困るといった声も多く、あまり良いイメージがない台風であるため、意外と多い印象だ。
また、「ワクワクする」と答えた人を性年代別で見てみると
年代を重ねるごとにある程度減少することから、若い世代ほど台風に対し危機感を抱く傾向にあるようだ。また、30代・50代・60代では男女に開きが見られ、30代は女性が、50代・60代は男性のほうが台風に「ワクワクしてしまう」と回答している。
台風のような非日常の出来事に、好奇心に駆られる人がいるのもわからなくはない。
しかし、交通機関のトラブルや住宅・農産物被害ほかがあるため、きちんと情報をチェックして備えることが大切となる。また、状況によっては早めの帰宅や危険な場所には近づかないなど、十分な注意が必要だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ステさん)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年8月25日~2017年8月27日
対象:全国20代~60代の男女1348名(有効回答数)