自分で考えて行動して! 言われた以上のことをしない人、どう思う?
自発的には行動せず、言われたことだけをやるタイプは指示待ち人間とも呼ばれる。
最近、社会人が若者について話していることで、よく耳にするのは「自分から動かない」「自分で考えようとしない」といった不満だ。
俗に”指示待ち人間”とも呼ばれ、自発的には行動せず、言われたことしかしない人に、周りは迷惑をすることが多い。
例えば職場では、仕事に対してやる気が感じられないように見られ、いい印象が受けられないことも。
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■言われたことしかしない人、どう思う?
しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,354名を対象に、言われた以上のことをしない人についてどう思うか、調査を実施。
結果、「共感する」は7.3%、「理解はできる」は40.4%。
一方で、「違和感がある」と答えたのは34.3%、「おかしいと思う」は18.0%だった。印象の良し悪しはほぼ五分となっている。
年代別では40代を境目に、年齢が高いほど違和感を覚える人の割合が高くなっていく。
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■うまく指示を出せる人も少ない?
一方で、指示待ちが多いとされる若者の中には、「言われたことしかできないのではなく、うまく指示を出せる人が少ない」と反発するツイートも見受けられた。
https://twitter.com/ki_no_13Fri/status/888559254243655680
また、最近割合の増えている非正規雇用者のうち、派遣社員は就業形態として「契約以外の業務をしてはいけない」のが前提条件。逆に、条件以外の業務をしてトラブルになるケースもある。
そうした派遣社員の経験しかしていない人には、「言われた以上のこと」への感覚のベースが作れない場合もあり、結果として「そうならざるを得ない」といった影響もありそう。
なお、教える側としては、最終的な目的や全体像を伝えるなど、工夫することも重要になってくる。
そして、指示をする側は、たとえ指示待ち人間が自分で考えて、ミスをしたとしても、「多少の失敗は良い経験」と、心を広く持って接していきたいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年9月29日~2017年10月2日
対象:全国20代~60代の男女1,354名(有効回答数)