最近おかしい教師が増えてきた? 「手法が巧妙化した」の声も
何かと問題になる昨今の教師たち。世間の印象は…。
5月に大阪の小学校で発生した、教師が太鼓のバチで児童を殴打した事件。6月に東京の定時制高校で発生した、女子生徒に1,000円を支払って自らの代わりに授業をさせた教師など、昨今なにかと教師の行動が問題視されている。
教師の質の低下を嘆く人も少なくないが、はたして世間はどう考えているのだろうか。しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,338名に「昨今の教師」について調査を実施したところ、63.9%が「おかしい教師が増えていると思う」と回答した。
■60代の約8割が「おかしい教師が増えた」
男女・年代別に比較すると、年代が上がるにつれて、昨今の教師の質の低下を嘆いている傾向にあることがわかった。20代では約半数という割合だが、60代ではおよそ8割にもおよんでいる。時代の変化を感じている年代ほど、教師の変化にも敏感なようだ。
また、男女別にみたところ、全年代で女性のほうが「おかしな教師」の存在を実感していることが明らかに。その差は7ポイント。主婦として子供と接する機会も多いため、子供の通う学校にいる変わった教師を見かける機会も多いということか。
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■手法が巧妙化している?
取材班は実際に話を聞くことに。
「昔から生徒に危害を加えるような変な教師はいましたけど、最近ではすぐネットで扱われるし、問題になるので、手法が巧妙化したという印象です。自分たちの世代では、もっとストレートに殴ったり、わかりやすくひいきしていましたから」(50代男性)
「殴れば「体罰」と問題になり、極端に教師の権利を奪ったりするので、教師たちも相当ストレスが溜まっているのではないかなと。それが歪んだかたちで発散されるのが最近のヤバイ教師たちの実情なのかなと察します」(30代女性)