コンビニ弁当は好き? 24時間営業の見直しに「殺す気か!?」の切実
いつでも買える面から「コンビニ弁当がライフライン」という人は少なくない
ガッツリ系から、ヘルシーなものまで、今やさまざまなメニューがあるコンビニ弁当。
コンビニ各社が、工夫を凝らしたメニューの開発を競い合っていることもあり、どれにしようか迷うことも多いのではないだろうか。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,349名を対象に「コンビニ弁当が好き」か、意識調査を実施した。
■高年収はコンビニ弁当が好き
全体では「大好き」10.9%と「まあまあ好き」50.7%で「コンビニ弁当が好きな人」は過半数の61.6%、「あまり好きではない」29.0%と「嫌い」9.4%で「好きではない人」は4割弱の38.4%となった。
男女別では
「大好き」「まあまあ好き」の「コンビニおにぎりが好きな人」が、男性65.7%に対し、女性は57.5%で男性が8ポイント以上高い結果に。
また、場所によっては飲食店の価格帯が高めというケースもあり、コンビニ弁当を「ランチ代節約」に利用している人もいることから、年収別データを見てみると
意外にも、高年収の人のほうが「コンビニ弁当が好き」という傾向に。詳しく見ると「大好き」が最も多いのも、「1000万円以上」の21.6%となっている。
過去の調査でも、節約意識やコスパ意識が高いのは高年収者が多く、「コンビニスイーツが好き」も「1000万円以上」が最多だった。
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■完全にライフライン
実際に「コンビニ弁当をよく食べる」という人に、話を聞いた。
「自炊するスキルも時間もないので、コンビニ弁当が多いですね。たまにしか作らないと、食材を買っても無駄にしちゃうからコスパも悪いし。忙しい時は、コンビニでササッとランチを買ってきて、デスクで食べられるのも助かります。
周りからは『飽きないの?』と言われるけど、都心部だと徒歩圏内に複数種類のコンビニがあるし、各社バリエーションが多いから全然飽きません。季節ごとに新商品も出るし、サラダや野菜メインの総菜や汁ものもあるので、かなり楽しめますよ」(20代・男性)
「残業が多いし、終電での帰宅だと近所に24時間営業のファミレスもないし、飲食店はほとんど閉まっているので、コンビニ弁当がなかったら生きていけないというか、自分にとってコンビニは完全にライフラインですね。
コンビニでも24時間営業の見直しなんて話が出ていますけど、個人的な意見としては『殺す気か!?』って感じですよ。
ただでさえ深夜だと、ホットスナック系がほぼ全滅だったり、入荷待ちのタイミングに当たってほとんど選択肢がない状態に陥ったり、切ない状況になることだってあるのに、コンビニ弁当さえ食べられないことになったら、24時間営業の飲食店が多い街を求めて引っ越しするしかありません」(30代・男性)
バリエーション豊富なお弁当はいろいろ選べて、新商品を試すのも楽しい。
また、残業で帰宅が遅いなど、さまざまな事情によってコンビニ弁当がライフラインになっている人にとっては、24時間営業の見直しは打撃が大きそう。
忙しい時のランチや空腹を抱えて疲れて帰る深夜、お腹を満たしてくれるコンビニ弁当の存在は、多くの人に大事な存在といえそうだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,349名(有効回答数)