世界一のプロゲーマー「ときど」に『笑ってコラえて』が密着 eスポーツに注目高まる
『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』でプロゲーマー・ときどに密着
オリンピック正式競技候補と目される「エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)」は、対戦型のコンピューターゲームで勝敗を争う新しい形のスポーツだ。
22日放送『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』(日本テレビ系)で日本人プロゲーマー・ときど(32)氏に密着。これまでeスポーツを知らなかった層からも大きな反響が起こっている。
■プロゲーマー・ときど
欧米やアジアでは、eスポーツは賞金総額10億円の「世界大会」も開催されるメジャーな競技。年収1億円を超えるプロゲーマーも存在するなど、憧れの職業のひとつに挙げられることも珍しくない。
日本はeスポーツの主流・格闘ゲームの先進国でありながら、一方で認知度は低い後進国。その中で「ときど」氏は数々の世界大会で優勝経験を持つ、日本を代表するプロゲーマーの1人だ。
小学生の頃、ゲームに出会い、中学生になるとゲームセンターで「格闘ゲームで勝てる公式」を発見する。この時期、「飛んで、キックして、どうしたぁ(とキャラクターが叫んで技を出す)」を繰り返していたため、「ときど」を名乗るようになった。
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■世界大会で優勝
2002年に、現在は入場者が1万人を超える世界屈指の格闘ゲーム大会にまで成長した『Evolution(EVO)』に参加。17歳で初出場初優勝、鮮烈な世界デビューを果たす。
東京大学卒業後、大学院に進むが希望の研究に携われず挫折。その時、日本人初のプロゲーマー誕生を知り自身もプロに。数多くの世界大会で優勝を重ねた。
しかし再び挫折が訪れる。「勝てる方程式」に従い、同じことを機械的に繰り返すときど氏に「つまらない」と批判が殺到。動きを読まれ格下の相手にも勝てなくなった。
その状況を打破するため、ときど氏は、世界基準となる格闘ゲーム『ストリートファイター』(CAPCOM)シリーズ1本に絞りこんで練習を重ねる。
オンライン上で1人でプレイしてきたが、実際に仲間を交えて意見交換を行い自身の足りないものを補う。10時間以上になることもある大会を想定しジムに通うなど、努力を重ね、再び世界一に返り咲いた。