走行中の事故対策以外にも…駐車場トラブルほかドライブレコーダーが有効

「ロード・レイジ」対策や事故、停車中の当て逃げや駐車場トラブルにも、ドライブレコーダーのメリットが

2017/12/02 06:30


(Phantom1311/iStock/Thinkstock)

6月、神奈川県大井町の東名高速道路でワゴン車が大型トラックに追突され、夫婦が死亡し、娘2人も怪我をする事故が発生。危険な運転でワゴン車を無理矢理停車させ、死亡事故を引き起こした福岡県の建設作業員が逮捕された事件は、大きな話題となった。

この事件を受け、安全対策や事故後の検証のため、ドライブレコーダーを購入する人が増加。一部店舗では、これまでの3倍のペースで売れている話や、機種によっては在庫がないなどの現象が起きているという。

しらべぇ取材班は、あるドライブレコーダーのメーカー担当者に、話を聞いた。


■自己解決のスピードが

事故やトラブルの際、映像での事実確認ができるドライブレコーダーだが、具体的にどういったメリットがあるのか?

「例えば、交差点で事故が起きた際、どちらのドライバーも『信号が青だった』と主張することはよくあります。また、走行中の接触事故など、相手が飛び出してきたのか? 安全確認を怠っていなかったか? など、どういう状況・状態で事故が起きたのかを映像で確認できると、事故やトラブル解決のスピードは格段に速いです。


映像が残っていると証拠能力が高いですから、事実に基づいて、不利に扱われない――というメリットは大きいですね。


そのほか、走行中や停車中に『当て逃げ』に遭った際、ドライブレコーダーに記録された映像から、加害者の車のナンバープレートが読み取れたことで、逮捕に役立つケースもあります」


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■車から離れていた際のトラブルも

一般的に、運転中などの乗車中に録画されるイメージだが、機種によってはエンジンを切り、運転者が車を離れても記録が残るものがあり、そうした機種の人気が高いという。

「防犯カメラと同じように、一定時間記録して上書きされるエンドレスタイプのものや、駐車中でもセンサー連動で衝撃などを検知すると、前後30秒の録画を残すタイプがあります。


駐車場でのイタズラ被害、スーパーといった外出先の駐車場での『当て逃げ』やこすられた…といった場合、加害者のなんらかの情報が記録される可能性は高く、泣き寝入りをせずに済むことが大きいですね」

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■レンタカーは搭載車少ない
トラブル調査当て逃げドライブレコーダー証拠
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