モンドセレクション25年連続受賞 阿賀野の恵みを生かした『白龍酒造』のこだわり
地元農家と提携し、酒米づくりにもこだわる蔵元。
■日本酒の味わいを世界に問う
白龍酒造の酒は、韓国をはじめ欧米や東南アジア各国で流通。国内外で広く愛飲されるブランドへと成長した。 その飛躍のきっかけとなったのが、1990年代前半から出品を続ける『モンドセレクション』での輝かしい成績の数々だ。
モンドセレクションとは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く食品や飲料などの品質評価機関。白龍の酒はここで1994年以来、現在まで連続して金賞を受賞し続けている。
しかも最高金賞に15回、国際優秀品質賞に18回も輝き、2017年にはついに25年連続受賞した企業にのみ贈られる「プレステージ・トロフィー」も獲得。
品質にこだわり酒造りを続けてきた蔵元にとって、これほど誇らしいことはないだろう。 はじめは「日本酒が世界でどのような評価を受けるのか」を問うために出品していた白龍酒造だが、あくまでも大切なのは国内、とりわけ地元新潟の飲み手だと白井専務は言い切る。
「一人でも多くの人に飲んでいただけること」。それが、蔵元にとって一番の喜びだ。
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■越後杜氏の技を受け継ぐ白龍の酒造り
白井専務: 20代~60代の蔵人約10人と力を合わせて臨んでいます。 メンバーの中には「五百万石」の生産者もおり、毎年の米の出来を見ながら丁寧な酒造りを心掛けています。
酒造りにゴールはありませんが、醸すたびに生まれる新たな課題や反省点を次に活かし、少しでも皆さんに「おいしい」と笑ってもらえる味を追求し続けます。
それでは、蔵元が自信を持って勧める日本酒を、いくつか紹介しよう。