外食・コンビニ・デパート…広がる「元日休業」どう思う?
百貨店やスーパー・飲食店・コンビニについて、元日に休業してもいいと思うか調査を実施した。
元旦は帰省して実家でのんびり過ごしたり、初詣などで外出したりする人が多い一方で、休めないのが年中無休で営業している業態だ。
中でもコンビニエンスストアのような24時間営業の店舗は、普段使う側としてはとても便利だが、働いている人達は大変。そうしたサービス形態であっても、休めるのであれば、元日に休みたいのが本音だろう。
ただし、ここ最近は小売業や飲食店などで、元日に休業を設ける動きが広がっている。北海道や北関東で展開されているコンビニ「セイコーマート」は、半数以上で元日を休業する。
定食チェーンの「大戸屋」も、直営店の半数以上で大晦日と元日を休みとし、ファミレス「ロイヤルホスト」も全国の多くの店舗で元日を休業とするなど、「年中無休」を見直すケースが相次いでいる。
■元日に休業してもいいと思う?
しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,342名を対象に、元日に休業してもいいと思う店舗について調査を実施した。
「百貨店・スーパー」は、73.5%と、およそ4人に3人がお休みにしてもいいと回答している。年代別では、20代で64.9%と全体より9ポイントほど低かった。
初売りを楽しみにしている若い層で、なるべくたくさんの店へ行ってショッピングを楽しみたい人がいるのかも。
ファミレスやファストフードなどの「飲食店」は68.1%で、およそ3人に2人とこちらも高い割合になった。外食派が多いからか20代男性は60.6%と7.5ポイント低かったが、それでも6割以上は休業に賛成している。
一番身近な「コンビニ」は59.1%。性別・年代別に見ても、全世代で平均し、半数以上が休業もやむを得ないと答えた。
関連記事:オードリー若林、年末年始も多忙な南キャン山里に苦言 「スタッフが可哀想」
■元日休みに利用者は寛容
休業日を新たに設定することは、従業員の働き方改革に力を入れる企業が増えていたり、人手不足を解決したりするため。
しかし、年末年始に休業した分の売り上げが減ること、一部の利用者から「なぜ休むのか!?」といったクレームが入ることなどを考えると、会社にしてみれば大きな決断となるだろう。
ただ、元日休業に関しては、利用者がとても寛容になっていることも判明した。せめて元日くらいは、働くことを忘れられるのが理想ではないだろうか。
・合わせて読みたい→『紅白』綾瀬はるかの天然発言に困惑 「たしかにそうだけど…」
(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
対象:全国20代~60代の男女1,342名(有効回答数)