母親に脅され暴行受けた9歳男児が自ら110番　勇気ある行動に称賛の声

自らの身に危険がおよんだとき、「110番」で警察に通報して助けを求めたことがある人もいるだろう。

兵庫県で小学3年生の9歳の男児が警察に110番をした事案が発生した。助けを求めた理由は、母親からの暴力だった。

■子供自ら110番

姫路市で男児に対して脅し、暴行を加えたとして、パートの母親（28）を暴力行為法違反と傷害の容疑で逮捕した。母親はナイフで「刺すぞ」などと脅し、缶のようなもので複数回殴って、頭や背中に打撲を負わせた疑いがみられている。

報道によれば、男児は自宅にあった携帯電話を使い「母親に殴られた」と自ら110番通報したことから事件が発覚した。警察の調べに対し、母親は「言うことを聞かないので殴ってしまった」と容疑を認めているという。

また、男児の背中には複数のアザがあり、警察は日常的に虐待がなかったかについても調べているとのこと。

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■「よくがんばった」の声

報道を受け、ネット上では自ら通報した男児の勇気ある行動を称賛する声があがっている。

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■親のモラルは低下している？

言うことを聞かないため殴ったという母親。本人は「しつけ」のつもりだったのかもしれないが、子供にとってそれはただの「暴力」だ。暴力をもって押さえつける教育について「親としてのモラルを疑う」という声も見られた。

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,342名に「親のモラル」について調査したところ、7割が「低下していると思う」と回答した。

このまま母親が誤ったしつけをしていたら、ネット上の意見にもあるように行動はどんどんエスカレートしていた可能性もある。そういった意味でも、男児の通報は称賛に値する素晴らしい行動だったといえる。

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（文／しらべぇ編集部・らむたそ）