メンヘラたちの未来は? 不安定な気持ちが強い人が多い層は…
メンヘラと呼ばれる気持ちが不安定な人たちは、どのような将来が待っているのか。
精神的に不安定な人を、ネット上などでは「メンヘラ」と呼ぶことも。そんなメンヘラに自分自身が該当していると思う人は、どんな層に多いのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,344名を対象に調査を実施。その結果「気持ちが不安定なことが多い」と答えた人は、全然では37.3%であった。
■若い女性に多いメンヘラ
性年代別では、20代から30代の女性で多くなっている。
いわゆるメンヘラの定義も、若い女性を対象にしていることが多い。
「漠然とした不安を、常にかかえている感じ」(20代・女性)
「感情の波が、とても激しい」(30代・女性)
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■恋愛で発揮する振り回し力
不安定な気持ちを、恋愛で埋めようとする人も多い。しかし相手に求めすぎてしまい、どんなに一緒にいても安心感は得られないことも…。
「彼氏への依存が強すぎるとわかっているのに、やめられない。『私のこと、好きじゃないんでしょ!』みたいに泣きながら責めて、『そんなことないよ』と慰めてもらうことの繰り返し」(20代・女性)
メンヘラは、女性を対象として描かれることが多い。しかし男性でも、恋人を束縛するタイプの人はいる。
「昔付き合っていた人が、めちゃくちゃ束縛するタイプだった。しかもよくわからないところでスイッチが入って、『おまえは俺のことを、全然わかってない』と朝まで説教。
それでも別れられなかった私も、メンタルに問題があったんだろうけど…」(30代・女性)
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■年齢とともに落ち着く人も
不安定な精神状態の人たちは、ずっとそんな気持ちで生きていくのだろうか。昔は精神状態があまり良くなかったという女性は、次のように語る。
「若い頃は常に不安感を抱いていて、周囲の人を振り回すこともあった。『私の人生ずっとこのままなんじゃないのかな』と思ったこともあったけど、年齢とともに落ち着いてきた気がする。
他人にすがって評価を求めるよりも、自分がいいと思えることが大切だと気づいたから。今は気持ちが安定しているし、それだけで幸せだと思う」(40代・女性)
メンヘラと呼ばれる状態ではなくても、若い頃は不安定な気持ちになりやすいもの。そんな時期を経て、人は成長をしていくのだろう。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,344名 (有効回答数)