宿題忘れた男児に激怒して骨折させた教師 「身勝手な指導」に批判殺到
宿題をしなかった男児の胸ぐらをつかみ壁に押し付けた教師。「体罰」の範疇を超えた暴力に批判の声。
■「教師以前に人間としてどうか」と批判
報道を受け、ネット上では男性教諭に対して「考えられない」「教師に向いていない」と批判の声が集中している。
・自分の言うとおりにならなかったからといって暴力を振るうのは、教師以前に人間としてどうかと思う
・昔は暴力教師沢山いたけど怪我させる暴力はなかった。喧嘩の仕方も知らない奴が手挙げるな
・自分達の時代では考えられなかったような生徒の態度や非常識な保護者などなど…先生達も大変かも知れないけど、こんな怪我負わせるような暴力は論外やろ
・言うことを聞かない生徒、部下、後輩がいる。それはアンタらの指導力、説得力洞察力が欠けているだけ。それを暴力でカバーできると思ったら大間違いだ
しかし一方で、教師に対する同情の声も。
いかなる理由であろうとも体罰は許されない、との前提の上で「ふざけて問題ばかり起こす子供がいるのも事実」「教育をすべて学校に委ねて、家庭内で教育しない親もいる」といった声もあがっている。
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■体罰を受けた経験は…
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,348名に「教師から体罰を受けた経験」について調査すると、2割が「経験アリ」と回答した。
男女ともに4、50代がもっとも経験しているようだ。体罰の問題にとくに厳しい昨今だが、若い年代では減少傾向にある。
「しっかり指導したい」との思いが空回りし、暴力という最悪の結果となった今回の事件。男児が心身ともにケアされることを望みたい。
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(文/しらべぇ編集部・らむたそ)
対象:全国20代~60代の男女1348名(有効回答数)