Def Tech Microが嘆いた「沖縄県名護市の現状」は本当なのか確かめてみた
沖縄好きからすると信じがたい…名護市の現状がヒドいのか確かめてみた
③市営球場の改築が遅れて日本ハムがキャンプ地変更?
コレは市営球場に行くまでもなかった。なぜなら、稲嶺進市長は2015年に2020年の春キャンプまでに間に合うよう球場の改築を準備すると発表しているからだ。
もし2020年に間に合わなければ遅れているといった指摘は正しいし、「もっと早くやってほしかった」という声も正直あるが、まだ2018年なのでそれは誤っている。
また、2018年の春キャンプの一部でも名護市21世紀の森公園を使用することはファイターズのサイトを見ればすぐにわかるので、名護市とファイターズが険悪な状態になっていないことは明らか。
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④商店街が廃れて人が歩いていない?
Microがコメントしていた商店街が名護のどこにあるか詳しく話していないためわからないが、おそらくもっとも有名な名護市営市場周辺だと仮定してみる。
取材班が行ってみたところ駐車場は満車で、市場も地元客と思われる人が買い物を楽しんでいた。また、市場の商品は野菜から鮮魚、肉類まで豊富で、廃れているとは感じられない。
ただ、確かにMicroの言うとおり「商店街周辺に人は歩いていない」のである。
しかし、なぜ人が歩いていないのかというと沖縄県はクルマ社会で、県北の名護市はさらにそれが顕著。そのため、車の通りは多いが人が歩いていないのは事実なのだ。
なのでMicroが視察したときも人が歩いてなかったとも考えられるので、それを「廃れていると勘違いしてしまった」のかもしれない。
■もう少し詳しくレポートしてほしいところ
実際に1日見てまわった結果、Microのコメントは「完全なデマとは言い切れないものの事実を誤認してしまいそうな部分が多くあり、勘違いされそうなもの」だと感じた。
何も知らない人が見たら、「名護市が相当なスラム街になっている」と思われても仕方がないような投稿だったが、もう少し詳しく視察したり、説明できなかったのだろうか?
名護市だけでなく沖縄県が抱える問題はたくさんある。しかし、誤った情報で問題以上にたくさんある沖縄県の魅力が隠れてイメージダウンしてしまっては元も子もない。
ただ、わざわざ視察しに行くほどのためMicroが名護市を想う気持ちは本物だと思うので、もう少し詳しくレポートしてもらいたいと願うばかりである。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)