肉の日に食べたい! 幻の和牛「土佐あかうし」が唯一無二のおいしさ
高知県が誇るブランド和牛「土佐あかうし」。うまいだけが売りじゃない!
赤身肉の人気が急騰している中、高知県には「土佐あかうし」なる超レアな和牛が存在する。全国に黒毛和牛は約160万頭いるのに対して、土佐あかうしはたったの約2,000頭。圧倒的に数が少ないのだ。
しらべぇ取材班は、高知の「あかうし王子」とも呼ばれている高知県畜産振興課チーフで獣医師の公文喜一氏に話を聞くことに。
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■サシ至上主義から赤身肉への広がり
「霜降りが人気になったのはここ20年くらいの話。牛肉が輸入されやすくなり、国産と外国産を差別化するために、『サシの入りやすい黒毛和牛の特徴をもっと伸ばしていこう』ということになった。
生産者の努力で、本当にすごい霜降りが入る高級ブランド牛が各地で作られるようになったんです」
と熱く語る公文氏。確かに、牛肉は霜降り肉がおいしくて高価…といったイメージが強い。
しかし近年では、健康志向が強まり、赤身肉ブームがきている。その中で注目されているのが、ほどよいサシが入りヘルシーで、うま味もしっかり感じられる「土佐あかうし」なのだ。
「霜降り肉はちょっとヘビー…」と感じる人でも、土佐あかうしは小サシが多く、かき氷のように口どけがよいため食べやすいんだとか。
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■ひと口で二度おいしい!
土佐あかうしはサシ由来の香りを鼻で感じることができ、噛めば噛むほど赤身由来のうま味が口の中に広がる、ひと口で二度おいしい和牛なのだ。
「赤肉サミット」で一流シェフが手がけた土佐あかうし料理を紹介しよう。