本家超えのラーメン二郎インスパイア店はあるのか? 調査7回目『凛』
増量できないのにデフォで1キロ越え
今年の冬の野菜は高くて買えない…と嘆く家庭も多い。もし外食の機会があるならば、野菜をモリモリ食べることができる二郎系ラーメン店に訪れるといいだろう。
今回も珠玉の一杯を求めて、二郎インスパイアラーメンをレポート。第7回目の店舗は「凛」だ。
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■マシマシなしで2キロオーバー
渋谷から、徒歩10分ほど。路地の奥に入っていくと、シンプルな外観の凛がお目見え。
内装は喫茶店のような落ち着いた雰囲気で、店内にはジャズが流れている。ラーメンの味はポン酢、しょうゆ、塩、みそと豊富なバリエーション。
しょうゆのラーメン(720円・税込み)を注文して全マシマシコールをしたところ、ニンニクを入れるかどうかは選択可能だが、マシマシなど増量は受けていないようだ。
ちなみに、ヤサイ、アブラ、麺のみ少なめの対応は可能らしい。
着丼したラーメンは野菜がきれいに盛り付けられており、美しい見た目。
さっそく計量してみると増量こそできないものの、デフォにしては相当多い2,206g(器あり)。
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■素朴な二郎
スープはアブラの層が分厚くテカテカとしているが、飲んでみると脂っこさはあまり感じない。それどころか、むしろあっさりとした味わいだ。
醤油のうま味を引き立てながらも、まろやかに仕上げているところは、二郎ひばりが丘店に少し似ている。
麺は中太ストレート麺で、茹で加減はデロる一歩手前。プツプツと歯切れがよく、食感が良い。また、スープがまろやかなので、小麦の風味をしっかり感じることができる。
野菜はクタ気味だが、麺と食感が近いため、一緒に食べても邪魔にならない。このラーメンはすべての要素が自己主張するわけでもなく、麺を引き立てるために構成されている。