ベビ待ち中に出産立会い 深キョンの優しさが切ない『隣の家族は青く見える』
人工授精が実を結ばず、落ち込む主人公の降りかかる子供がらみのトラブル。深キョンが見せた優しさに感動広がる。
15日、深田恭子(35)が主演するドラマ『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)の第5話が放送された。
自分たちの不妊治療が行き詰まる中、ひょんなことから子守や義妹の出産立会をすることになった深田演じる主人公の奈々。ネット上ではそんな彼女の「切ない演技」に注目が集まっている。
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■妊活と仕事の両立は大変?
主人公・五十嵐奈々(深田恭子)と、松山ケンイチ(32)演じる五十嵐大器夫妻が、4世帯が協同で物件を建てて入居する「コーポラティブハウス」で暮らしながら、妊活に取り組むという内容の本作。第5話の冒頭では、奈々と大器夫妻が人工授精に挑戦する。
人工授精は、排卵日の1日か2日前に精子を採取し、洗浄・濃縮した精子を子宮の中に注入する方法。多くのカップルを悩ませるのが「人工授精を行なう日時が確定するのが、前日や2日前」という問題。
奈々も、人工授精に合わせて「おばあちゃんの法事が…」という理由で勤務先にシフト変更を申し出たが、上司から「もっと早く言ってほしい」と注意をされてしまう。
作中では、「仕事と妊活」の両立の難しさに頭を悩ませる大器がこんな言葉で問題提起をしている。
「問題は確定するのが、前日とか2日前ってとこなんだよ。しかも精子は採れたてじゃないと意味がない。病院では1時間以内って言われているけど、できるだけ早いほうがいいらしいよ。まあ、前もって凍結しておくって方法もあるんだけど
(中略)
本当は不妊治療している人も、『今日は精子採ってから出勤します』とか『今日は人工授精終わってから出勤します』とか言える社会であるべきだと思うんだよ」
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■ベビ待ち中に子守りをすることに
なかなか円滑に進まない不妊治療に悩む奈々のところに、隣人の小宮山深雪(真飛聖)が幼い娘の萌香(古川凛)を預けにやってくる。小宮山家の上の娘の優香(安藤美優)が塾に来ていないと連絡があり、探しに行くという深雪。
快く子守を買って出た奈々だが、「ベビ待ち中」の妊活女子でも幼い子供の世話は思いの外大変。おもちゃメーカーに勤務する大器が自宅に設置している滑り台などの遊具で遊び始めた萌香は大暴れ。言うことを聞かず、遊具から落ちて泣きはじめる。
奈々はそんな萌香に優しく接しつつも、まだ見ぬ我が子のために準備している遊具で、他の子供が遊ぶ様子を切なげに眺める。