時給5000円でも稼げない? キャバ嬢が教える水商売の金銭事情
高時給と思われがちな水商売でも裏ではさまざまなお金がかかって、思うほど稼げないのかもしれない。
きらびやかな高級クラブやキャバクラで働く女性たちは、さぞやリッチな生活をしていると想像してしまうものだ。
だが高時給と思われがちな水商売でも、働いてみないとわからないお金の問題があるのだとか…。
しらべぇ取材班は、学生時代に銀座や赤坂などの一等地のキャバクラでアルバイトをし、時給5,000円をもらっていたという女性に金銭事情を聞いてみた。
①美容院でのセット代が毎日かかる
「高時給をくれるようなしっかりしたお店では、出勤前に美容室に行ってきちんと髪をセットしてもらわなければならず、それは当然自費でした。
女の子同士でお店の情報を交換して、なるべく安いお店に行くようにしていましたが、それでも毎日セット代に2,000〜3,000円はかかりましたね」
関連記事:「お客様は神様ではありません!」 タピオカ・クレープ店の宣言に反響
②着用するドレスは1着1万円
「お店で着用するドレスも自費購入です。中には貸してくれるお店もありますが、レンタル料が加算されるので、私は諦めて購入していました。
安くて生地が薄いものはお店から文句を言われるため、お店でしか着ないのに1着1万円くらいのものをワンシーズン毎に数着買ってましたね…」
関連記事:新年早々”たこ焼き店無断キャンセル”が話題 店長は「SNSで変に拡散されるのも困る」
③何時間にも及ぶサービス残業
「得意客だと勤務後にアフターに誘われたら絶対参加。夜中3時まで付き合わされてもアフターは時給が一切出ないので、サービス残業のようなものです。
またアフター後に終電がなくても、客がタクシー代をくれなければ自費で帰らなければいけないので、これだけで1日の稼ぎの半分が吹っ飛ぶことも…」
関連記事:ヒカキン、キャバクラ遊びを後輩から勧められ… 「悪いことではない」
④普通のアルバイトよりもいいくらい…
「客の誕生日にはプレゼントを用意したり、体調不良の欠勤でもペナルティでお金が引かれたり…など、このほかにもまだまだお金がかかる分があります。
時給5,000円でも、これらの諸経費を考えて冷静に分析すると、普通のアルバイトよりもちょっといいくらいの給料事情だと思いますね…。
ましてや客を楽しませないといけないプレッシャーやお店から提示されるノルマなどの心労も考慮したら、むしろ普通のバイトのほうがいいかも…」
関連記事:佐藤七海、芸能活動復帰 引退中は「牡蠣小屋で時給1000円バイトがキツかった」
■キャバクラに行ったことがある人はどれくらい?
しらべぇ調査班が、全国20代〜60代の男女1,378名に「キャバクラに行った経験」を調査をしたところ、男性では約3割の人が「ある」と回答した。
男性たちを癒してくれるキャバクラだが、働く女性たちの金銭事情は周りが思うほど豊かではないのかも…。
・合わせて読みたい→ヒカキン、キャバクラ遊びを後輩から勧められ… 「悪いことではない」
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,378名(有効回答数)