音楽好きだがカラオケ嫌いが疑問 「なぜそんなに歌いたいの?」の声
音楽が好きな人が、歌うのも好きとは限らないようだ。
音楽が好きな人ならば、自分が歌うのも好きだと思っている人も多いだろう。しかし、そんなに単純ではないようだ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の音楽が好きな男女940名に「カラオケについて」の調査を実施。
意外にも「音楽は好きだが、カラオケは嫌い」と答えた人は、全体で48.1%と高い割合なのだ。
■音楽の趣味が合う人となら楽しめるが…
性年代別で見ると、20代から30代の女性は割合が少ない。
ロキノン系のバンドが好きな女性は、一緒に行く人で楽しさも変わるという。
「会社の人たちとのカラオケとかは、音楽の趣味が合わない人ばかりだから嫌い。でも、同じ音楽が好きな人たちと一緒に行くカラオケは、めちゃくちゃ盛り上がる」(20代・女性)
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■歌うのが苦手な人には苦痛しかない
音楽がどんなに好きでも、自分が歌うのが嫌いな人もいる。
「あくまでも聴くのが好きであって、自分で歌うのは好きではない。なぜ歌いたいのか、気持ちがまったくわからない」(40代・男性)
人前で歌うのが嫌な人にとって、カラオケの誘いは苦痛でしかないようだ。
「歌がものすごく下手で、カラオケに誘われるのが苦痛で仕方がなかった。行っても歌わないでいると、『歌ってよ』とか言われるし。
最近はカラオケに行こうと声をかけてくる人が少なくなったので、とても嬉しい」(30代・女性)
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■交流の場にカラオケは向かない
若者のカラオケ離れと言われるほど、一時の勢いはなくなっている。ただ、上司世代がカラオケに行きたがるので、困っている人も多い。
「なんで好き好んで、素人の歌を聴かなきゃいけないのって感じ。みんな聴いてないし聴かれてもないから、誰も得していない。ただ、誘っている上司の自己満足なだけ。
歌いたいなら、一人で行けばいいのに」(30代・男性)
そもそもカラオケは、人々の交流の場としては向かないとの声も。
「歌っている人を放置して、隣同士で話すだけだから一体感がない。しかも歌のせいで、会話が聞こえにくい。それならば、居酒屋にもう一軒行ったほうがまだマシ」(20代・女性)
音楽市場自体が低迷し、カラオケも苦戦を強いられている。音楽ファン以外を取り込む試みをしている店舗も多く、カラオケ業界の今後に注目だ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の音楽が好きな男女940名 (有効回答数)