せちがらい年齢制限も 『隣の家族は青く見える』で学ぶ「妊活の経済的負担」
高額なのは体外受精費用だけじゃない? イタい出費にくわえ「働く女性」特有の悩みも
今夜10時より、深田恭子(35)が主演するドラマ『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)の最終回が放送される。
不妊治療というシリアスなテーマをコミカルに描いた本作は、エンタメ性に溢れ気軽に楽しめる一方で、妊活の「辛さ」についてもシビアに描いている。今回は、作中で登場した「不妊治療の経済的負担」について振り返ってみた。
■保険がきく「タイミング法」でも高額
深田演じる主人公・五十嵐奈々と、松山ケンイチ(32)演じる五十嵐大器夫妻が、4世帯が協同で建てて入居する「コーポラティブハウス」で暮らしながら、妊活に取り組むという内容の本作。
第3話放送後にネット上でも話題になったのは、「助成金の年齢制限」だ。
不妊治療の中でも比較的治療費が高額ではない上に、保険がきく「タイミング法」に挑戦している五十嵐夫妻。診察や検査、薬代などもろもろの総額費用を計算したところ、93,972円という「ばかにならない」金額が算出される。
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■35歳未満しか助成金を受けられない地域も
作中のセリフによると、東京都では去年の10月から、一般の不妊治療や検査を対象とした助成金を出すようになったとのことだが、年齢制限は下記の通り。
「検査開始日における妻の年齢が35歳未満(夫の年齢制限はなし)」
年齢を重ねるにつれ妊娠する確率が下がる上に、助成金も受けることができない――という事実はシビアではあるが、将来的に妊娠を望む女性は知っておいて損は無さそうだ。