妊娠・出産を理由に高校の勧めで自主退学 学校の判断に賛否両論
妊娠・出産を理由に本人の意思に反して退学に追い込まれるケースも。
「新しい命を授かる」というおめでたい出来事である妊娠・出産。しかし、高校生で妊娠・出産となると、話はそのように簡単ではないのかもしれない。
文部科学省による調査で、妊娠・出産を理由に学校側から退学を勧められたケースがあったことがわかり、ネットでは様々な意見があげられている。
■妊娠・出産で退学を勧められたケース32件
報道によると、全国の公立高校で、妊娠・出産を理由に学校側から「自主退学」を勧められ、そのまま退学となったケースが2015~2016年度に32件あったことが、文部科学省による調査で明らかになったという。
なかには、生徒が通学や休学を希望していたにもかかわらず、学校側が退学を勧めたケースもあるといい、本人の意思に反して退学に追い込まれた可能性もあるかもしれない。
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■「退学をせずに済む方法があるのでは? 」
今回の報道を受け、ツイッターや女性向け匿名掲示板『ガールズちゃんねる』では、学校が生徒に「自主退学」を勧めたことに対し、疑問の声があがっている。
「退学を勧める学校はおかしいよね。進めるのは休学だよ。休学して、落ち着いたらまた高校に通えばいいじゃないか」
「安全上の問題、ほかの生徒への影響もあるので対応できずに自主退学を勧める状況はわかります。けれど、自主退学の前に休学して産後に通学するという選択肢があってもいいのではないでしょうか」