自分の気持ちを無視しないで! 多数派の意見に流されやすい人に苦言も
多数派の意見に流されて、自分の気持ちを無視してしまう人たちがいる。
自分の心は違うはずなのに、つい多数派の意見に流されてしまう…そんな経験は多くの人がしているだろう。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名に「自分の意思について」の調査を実施。
「多数派の意見に流されやすいほうだ」と答えた人は、全体で30.7%。自分の声を無視して周囲の意見に乗っかる人は、やはりそれなりにいるようだ。
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■若い女性は流行に乗る
性年代別では、ほとんどの年代で女性のほうが多い割合になっている。
中でも、20代から30代の女性に多いのが特徴だ。
「大きな勢力に乗らないと、仲間に入れないことが多い。女性は小さい頃からそんな世界を生きてきたから、大人になっても癖が抜けない人もいるんじゃないかな」(30代・女性)
流行を追う人たちも、多数派に流されているといえる。
「流行しているファッションに手を出すのも、多数派の意見に流されることのひとつだと思う。
後で考えたらどう考えてもダサいようなものだって、ブームに乗ってやってしまっていたなんてことも多いし」(20代・女性)
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■自分の意見を無視しないで
自分の意見を大切にしている人からは、流されやすい人を心配する声も。
「多数派に流されやすい人って、一見自分の意見がない人に思える。でも心のどこかで、本音を抑えているんじゃないかな。そんなことを続けると、知らないうちに心が疲弊してしまう。
ちゃんと、自分の気持ちに耳を傾けないと」(30代・男性)
挫折を味わってから、自分の意見に耳を傾けるようになった女性もいる。
「私も若い頃は一人になるのが怖くて、声の大きい人たちの意見を素直に聞いてきた。でも精神的にやられてから、残りの人生、人のいいなりではつまらないと思うように。
今は『自分にとって、なにが大切か?』を基準に考えるようにしている」(40代・女性)
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■リア充は多数派に乗っかる
自分をリア充だと思っている人は、4割もの人が多数派に流されやすいと回答している。
多くの人と一緒に盛り上がれるのが、リア充の強みだ。
「みんなが楽しいと思うのが大切だから、多くの人が賛成することに乗っかるのは当然」(20代・男性)
しかし非リア充からは、批判的な意見もある。
「リア充がいいと思うことは、非リア充にとっては嫌なことが多い。彼らこそ『声の大きい人たち』だから、それが一般論として広まるのが嫌」(30代・男性)
自分と他者の意見は、違って当然である。お互いを尊重し合えることが、大人になるということなのかも。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)