接客業の人の本音は… 世間話をしてくる客に「空気読め」との声も
さまざまな人と接する仕事だからこそ、多くの苦労がある。
スーパーのレジで、スタッフにひたすら話しかけている人がいる。そんな人には、「こっちは急いでいるのに、早くしてほしい」と思うのが本音だろう。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の接客の仕事をしている男女240名に「客について」の調査を実施。「世間話をしてくる客は困る」と答えた人は、全体で39.6%。多くの店員が、客の長話に悩んでいる。
■空気を読んで欲しい
話しかけるにしても、状況を考えてほしいとの意見が多い。
「暇な時間なら構わないけど、忙しい時間帯に長々と話しかけられるのはイラッとしてしまう」(20代・女性)
他の客への迷惑になるようだと、お店の評価にも影響する。
「レジで次の人が待っているのに、それを気にせずに話しかける人はちょっと…。話し相手にはなるけど、こちらも仕事中なので空気を読んで欲しい」(30代・女性)
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■客をコントロール
客との会話を楽しみたいスタッフも、もちろんいる。
「私はむしろお客さんと会話をしたいほうなので、どんどん世間話もして欲しい。話をして満足したお客さんは、次も来てくれる可能性が高くなるから売上にも繋がると思う」(20代・女性)
お客さんに流されるのではなく、自分の状況を伝えるのも大切だという。
「接客業はいろんなタイプのお客さんを相手にするのが仕事だから、上手にコントロールをするのが大切。
忙しい時間に話し込む人には、『ちょっと混雑しているので、また次に聞かせてくださいね!』と伝えればいい。これで怒り出す人なら、運が悪いとしか言いようがないけど…」(30代・男性)
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■客から口説かれる女性
20代から30代では、男性よりも女性のほうが高い割合になっている。
客の中には、下心がある人もいるようだ。
「カフェでバイトをしていたときに、お客さんに口説かれたことがある。断ってもまた次に誘われるの繰り返しになってきたので、気持ち悪くてバイトを辞めた」(20代・女性)
楽しい会話を繰り広げるためには、信頼関係が重要だ。
「常連さんで話しやすい人ほど、こちらの状況をすごく気遣ってくれる。仕事の範囲を超えた会話を成立させるには、人間関係の構築が必要。
それがないまま、ひたすら話してくるからうっとうしいと思うのでは?」(30代・女性)
お店の人と会話をするときには、こちらも「今は大丈夫なのか?」と気を配ったほうが良いだろう。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の接客の仕事をしている男女240名(有効回答数)