今までにない硬質なビジネスドラマ 『ヘッドハンター』に称賛と悲鳴
テレ東が今期から始めた経済ドラマがアツい。
■リアルすぎる…社会人から称賛と悲鳴
通常、ドラマというのは虚構であり、視聴者もそれを知っていて楽しむものだ。だからこそストーリーに起伏を作ったり、登場人物に現実離れしたキャラ付けを行なう。
しかし、本作は冒頭から落ち着いたトーンで始まり、徹底してリアルな描写、人間関係が描かれる。起きる出来事も会社員にとって普遍的なものであり、「現場を理解しないトップ」「転職への嫁ブロック」「人材を調べる方法(例えば技術者であれば特許の数を、専門のHPで調べる)」など、非常に具体的だ。
結果、ネット上では「ここまで作り込んですごい」「リアルすぎて胸に刺さる」など、悲鳴にも似た称賛の声が見られる。
https://twitter.com/info_san24/status/986118367655313408
ヘッドハンター面白かった…1話めちゃめちゃずるかった。やられました。これは好きです。江口洋介さんがメフィストだった。リアルなしんどさもありながら、思ったより楽しさも謎と不穏も挟まれたりだったので次話以降も楽しみです。医龍とか救命病棟とか探偵はBARにいるの脚本家さんで納得した
— しろ (@yumeshiro323) April 16, 2018
「ヘッドハンター」1話。今までにない硬質なビジネスドラマ。「毎日無為に過ごす内にあなたの一生終わりだ」と情よりリアルを突き付ける江口洋介さん。多くを語らなくても佇まいだけで魅せるのは既に名優の領域。徳永えりさんもデキる風で良い新味。 #ヘッドハンター #江口洋介 #徳永えり
— 斉藤貴志(ライター) (@missiletakashi) April 16, 2018
4/16エンジニアの谷口に転職話をもちかける黒澤。谷口のことを徹底的に調べ上げ、迷う谷口に一番大切なものは何か問う。谷口は転職を決意し上司の五十嵐からの誘いを断る。谷口の転職先の子会社に五十嵐も。モノづくりを楽しむ。一滴も集まれば大河に。黒澤がいた、あっちの世界とは。#ヘッドハンター
— あお (@tokotoko31aky) April 16, 2018
https://twitter.com/i_i_i_i_i_coco/status/985881921975549954
しかしながら、江口演じる黒澤の謎めいた過去や、業界最大手の転職斡旋会社の老舗「ブリッジ」のシニアバイスを務める赤城響子(小池栄子)との謎めいた関係性など、今後の広がりを感じさせる要素も残っており、今後の展開に期待が持てる。
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■今夜放送の第2話は
視聴者に新鮮な驚きをもたらしてくれた『ヘッドハンター』。今夜放送となる第2話のあらすじを見ていこう。
大手企業・大急グループに吸収合併された「五陽テック」の元社員ながら、今や役員候補にまで登りつめた郷原泰三(高嶋政伸)。
しかし、郷原にとって五陽のDNAは今も誇り。内心ではやり方の違う大急に不満もあった。ところが、郷原が唯一心を許す親友の柳井君秋(正名僕蔵)は、黒澤和樹に転職話を持ち掛けられていた。
「新天地で存分に手腕を発揮してみないか?」 そんな2人の会話を大急の若手社員が聞いていた…。
『カンブリア宮殿』や『ガイアの夜明け』など、同局のビジネス番組が好きな人には強くオススメしたい作品だ。
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(文/しらべぇドラマ班・Sirabee編集部)