仕事は楽しむほど儲かる? 高収入の人たちがご機嫌に働ける理由
人生の多くを費やす仕事だからこそ、楽しみたいものだ。
我慢した対価としてお金をもらうこと=仕事だと考えている人も多い。しかし世の中には、楽しんで働いている人だっている。そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代有職者の男女666名を対象に調査を実施。
「仕事が楽しいと思っているほうだ」と答えた人は、全体で33.5%たっだ。7割近くの人が嫌々ながら働いていると考えると、つらい結果である。
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■若い男性は仕事を楽しめていない
性年代別では、20代から30代の男性が低い割合になっている。
若い男性が仕事にやりがいを見いだせないのは、あまりいい状況ではない。
「大きな仕事を任せられることはないし、会社の将来も不安。『こんなのでいいのかな?』と思いながら、毎日ルーチンワークをこなしている」(20代・男性)
上司との関係も、仕事へのモチベーションを左右する。
「上司の顔色をうかがいながら、ただ言われた通りに動くのが仕事。これが何年も続くと思うと、嫌になってくる」(20代・男性)
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■人間関係がいいと仕事も楽しい
20代女性は、4割以上もの人が楽しく仕事をしている。中には仕事内容だけでなく、人間関係を挙げる人もいる。
「以前の職場は、人間関係が最悪だった。でも今の会社は、いい人ばかり。飲み会も前のところでは苦行だったけど、今は自分から誘うほど楽しんでいる」(20代・女性)
「仕事内容はネットである程度わかるけど、職場環境は入ってからしかわからない。周囲の人に恵まれているだけで仕事へのやる気も変わるから、重要なこと」(20代・女性)
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■高収入者は仕事が楽しい
年収700万円以上の高収入と呼ばれる人たちは、仕事が楽しいと思っている割合が高い。
高収入だからこそ、仕事を楽しく思えるのだろうか。
「私も最初の頃は、仕事が楽しいなんて思えなかった。ただそんな中でも、自分ができることを地道に続けていくと評価され、次第に任されることが増えていくように。そうなるとだんだん楽しくなってきて、さらに頑張ろうという気持ちになった」(50代・男性)
仕事を楽しまないと、高収入は望めないとの声も。
「楽しいと思えない仕事を続けても、収入は増えない。好きなことなら自ら進んで勉強するし、どれだけ忙しくても不満なく乗り切れるもの。それで成果が出て対価がもらえるのが、最高の仕事だと思う」(40代・男性)
今の仕事でも、工夫次第で楽しくなる要素があるかもしれない。仕事内容を見直してみるのもいいだろう。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代有職者の男女666名 (有効回答数)