新入社員の給与を天引きして全社員が飲み会 ブラック企業のあきれた非常識ルール

二次会、三次会と延々と続く飲み会では、セクハラまがいの行為も横行していた。

飲み会
(TAGSTOCK1/iStock/Thinkstock/写真はイメージです)

「悲喜こもごも」「涙あり笑いあり」という言葉があるが、ブラック企業にまつわる話はとても笑えるどころではない。

労働事件を扱っている弁護士を検索・連絡できるサービス「残業代・解雇弁護士サーチ」を提供する日本リーガルネットワーク社が募集している「ブラック企業エピソード」にも、ゾッとするような会社の体験談が寄せられた。


 

■新入社員の給与に全社員がたかり

ミルキーさんは前の職場に新卒で入社。その会社には、聞いたこともないような「新入社員にたかる風習」が続けられていた。

「新卒で入社した前の職場は月末になると必ず本社、支社が都内に集まって飲み会が開かれていました。しかしその飲み会の費用は、なんと新卒の給料で全額賄われていたのです。


楽しみにしていた初任給も社員の飲食代が引かれており、在職中は月々18,000円ずつ給料から飲食代が引かれていました。


社長にそれとなく聞いてみると、まだ新卒で役に立たず先輩社員の稼いだお金をもらっているような立場なのだからせめて飲み会の場でおもてなしをして恩返しをするべきとの言葉が返ってきました。


本社と支社を合わせて社員は120名前後。この120名が飲み食いした金額を毎月新入社員が払い続けることになります」


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■飲み会は22時から、三次会まで新入社員持ち

しかも、その会社はかなり遅い時間まで当然のように残業したうえで、その時間から飲み会が延々と続いたという。

「ちなみに、19時が定時でも誰も気にせず22時まで残るのが当たり前になっており、新卒でも研修の時点で22時が定時のような感覚になっていました。そして飲み会は22時から開催。二次会はカラオケ、三次会は別の居酒屋。もちろんこれらすべてが新卒の給料。


どうしても足りない分は経費で落としていたので、『最初から会社のお金で払ってほしい』と飲み会のたびに思いました。そして四次会と称して会社へ泊まり込み、朝まで会社への熱意を語り合う会が開かれていました。もちろん新入社員は強制参加で帰れません」


さらには、セクハラまがいのルールがあり、実際にハラスメントにつながっていたと見られる。

「そして総務から『社長や幹部の隣は必ず新卒の女子社員で埋めること』とのお達しも出ており、酔っぱらったおじさんに肩や腰を抱かれて不快な思いをしました。こんなことが毎月続くと思うと恐ろしくなり、半年と経たずに転職をしました」

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■弁護士の見解は…

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