副流煙で他人の健康を害するのは「どうでもいい」 喫煙者の4分の1が該当
嫌煙家にとっては腹立たしい調査結果かも。
■20代喫煙者の該当率に驚き
年代別でみていくと、その差は歴然。1割台後半から2割強にとどまった他の年代と比べ、20代が45.7%と、とても高い数値になったのだ。
喫煙者が今よりずっと多かった昔と比べ、現在はタバコの害への認知が進み、上にも書いたように規制も厳しくなっている。そんな状況下で新たに吸い始めた若者たちは、もしかすると他の世代より「自己中心的」な人が多い傾向にあるのかもしれない。
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■電子タバコ派のほうが「どうでもいい」
また、「電子タバコ(加熱式タバコ)を吸っている」人はそうでない喫煙者と比べ、15%も「どうでもいい」率が高くなった。
タバコ規制が進む一方で、普及が進む電子タバコだが、安全性を裏付けるデータにはまだ乏しい。「ダイアモンド・オンライン」ではそのことが以下のように説明されている。
実はアメリカでは加熱式たばこはまだ販売許可が下りていない。FDA(アメリカ食品医薬品局。医薬品や食品の販売許可や違反頻の取締りなどを行うアメリカの国の機関)の諮問委員会は、2018年1月に、加熱式たばこが紙巻たばこよりも害が少ないというエビデンスは不十分だと結論付け、「紙巻たばこよりも害が少ない」と宣伝することを禁止したのだ。
今のところ、安全性も健康への被害もはっきりとはわかっていない電子タバコ。10年や20年が経ち、想像以上の健康被害が判明し、タバコ税では到底補いきれない医療費がかかってしまう…なんて最悪の未来が訪れないことを願いたいものだが。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の喫煙者の男女317名(有効回答数)