大阪地震、生徒のスマホを没収する教師が続出 「命より校則」に疑問相次ぐ
親からの心配の電話で没収されるケースも。大阪北部地震で、学校の「スマホ対応」の問題点が浮き彫りになりつつある。
■「校則」そのものの改革を求める声
もっとも、スマホを没収した教師を責め立てるのも、この問題の本質からズレるだろう。彼らはあくまで自分の職務を遂行しただけであり、改善していくべきは校則そのものなのだ。
ツイッター上でも、今回の地震を機に校則の変革を求める声が相次いでいる。
息子の中学、「スマホ禁止」だが皆、持って来てる。学校は積極的にチェックしないが見つけたら没収。今回の地震でスマホの利便性をあらためて痛感。学校側も意地を張らずに「スマホ使用は個人の良識に任せる」として下さい。日本では「遊泳禁止」、米では “Swim at your own risk.” #校則
— Tsurai25 (@Tsurai251) June 19, 2018
昨日の地震から
校則とは生徒を守るもの。
その校則が生徒を殺すならば校則じゃない。校則でスマホ禁止だから公衆電話で連絡しようとしても約半分は不調だし、取れても綿密に連絡できない。
スマホの所持は自分の命を守ること。これを機に校則の本質を見抜けない学校は考え直すべきだ。#拡散希望
— 気まぐれ海軍好き@低浮上 (@isikei2) June 19, 2018
関連記事:店のトイレに行ったきり、戻らない小1の娘 父が目にした光景に言葉を失う
■「校則に意味はなかった」が3分の2
ちなみに、しらべぇ編集部が全国の20代〜60代の男女1,500名を対象に「校則」について調査したところ、65.7%の人が「学生時代の校則には意味がなかった」と回答している。
校則が生徒を守るものであるなら、大きな地震のときのことも前もって考えておくべきだろう。この国で生きる上で、それは避けられることではない。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代〜60代の男女1,500名(有効回答数)