『水曜日のダウンタウン』拉致監禁の過激企画で通報 「オオカミ少年現象」危惧
『水曜日のダウンタウン』の過激企画で、通行人の通報により実際に警察が出動していた…
しらべぇでもお伝えした、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の過激な企画に、賛否両論が巻き起こった問題。
お笑いタレントらを連れ去り、監禁するような企画に、一般人から110番通報が多数寄せられていたことが発覚。インターネット上に再び波紋が広がっている。
■スタッフが芸人を拉致、数珠つなぎ監禁
問題となっているのは、5月30日に放送された、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の「鉄塔に住もう」のエピソードをモチーフにした企画。
番組スタッフによって拉致された芸人が、東神奈川駅近くの倉庫の檻の中に監禁され、開放されるためには、自分の身代わりに他の芸人を誘い込んで閉じ込めなければならない…というもの。
30日の放送では、コロコロチキチキペッパーズのナダルをはじめ、パンサー・菅良太郎、ピスタチオ・伊地知大貴、マテンロウ・大トニーらが数珠つなぎ的にターゲットに。
事情を知らされていない彼等は、その恐怖から悲鳴や怒号をあげ、視聴者からは「恐ろしい」「ただただ不愉快」といった声が寄せられていた。
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■ロケ現場で110番通報、警察が動いていた
あまりの過激さから、視聴者から批判の声も相次いだ同企画。撮影現場周辺では、その物々しい様子から実際に110番通報が相次いで寄せられていたことが発覚した。
報道によると、5月22日夜、東京・JR恵比寿駅近くの路上で、突然、男性が両脇を抱えられて車に押し込まれるところを通行人が目撃。「男性が車で連れ去られた」との110番通報が相次いで寄せられていたという。
警察は一時、「監禁事件」として捜査に乗り出していたそうで、一連の不審な出来事が「番組の企画上の演出」と判明すると、TBSの番組責任者から事情を聞いたうえで、厳重注意したという。