数々の話題作に出演する女優・江口のりこ 心がけているのは「現場で楽しむこと」
宮木あや子原作のドラマ『婚外恋愛に似たもの』では、バツイチ元ヤンのシングルマザーを演じる。
シリアスなものからコメディまで、話題のドラマのバイプレイヤーとして見ないクールはないほど活躍中の女優・江口のりこ。その役どころは幅広く、地味な校閲担当者からインド人まで。出演作の多くがヒットしているのも特徴だ。
「オファーは厳選しているんですか?」と聞くと、「ドラマでも舞台でも、基本的にいただいたお話は受けています」と答える。
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■30代のアイドルファン5人が織りなす物語
そんな江口が出演するのは、自身も出演した大ヒットドラマ『校閲ガール』シリーズの生みの親、宮木あや子原作のdTVオリジナルドラマ『婚外恋愛に似たもの』。
同じアイドルグループを愛する35歳の女性5人の日々や悩みをリアルに描いたヒューマンコメディだ。
江口:5人それぞれが問題を抱えていて、自分の愛するアイドルたちに救われるストーリーです。アイドルグループ『スノーホワイツ』のライブシーンはとにかく楽しく、コメディではありますが生活の部分は笑わそうとかではなくしっかり演じました。
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■バツイチ元ヤンのパート主婦役
栗山千明、安達祐実、平井理央、富山えり子という個性豊かな5人の女優たちが集まった。その中で江口は、元ヤンでバツイチ、パートの仕事をしながら反抗期の息子を抱える益子昌子を演じる。
江口:私自身は子供もいないしバツイチでもないですが、それでもやっぱり共感できる部分はあります。息子役の子がすごく一生懸命で、息子とのやり取りは大事に演じようという思いがありました。彼と親子をやれたことが、よかったなと思っています。
昌子は、とにかく生活がしんどくて、スノーホワイツのライブに救われているわけだから、ライブはすべてを忘れられる場所なんですね。でも、ライブシーンの撮影は実際に楽しかったです。
エキストラには実際のファンの方たちもいて、かけ声とかすごいんですよ。男性に対して「かわいいー!」って言ったり。彼女たちのかけ声をそのまま真似したりしました。