加藤浩次、いじめ被害者の苦悩に持論 熱い思いに共感の声が相次ぐ
『スッキリ』で加藤浩次がいじめ被害を両親に告白できない子供の気持ちを代弁した。
今も消えない学校のいじめ問題。被害を受けている生徒の中には、教師や親にも相談できずに苦しんでいる人もいるだろう。
このことについて、26日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)でタレント・加藤浩次の発言が話題になっている。
■「なんで親がこれに気づかなかったのかと」
番組では、いじめによって中学2年の次男を亡くした両親を特集。母親が帰宅すると、トイレのドアの前に「毒ガスが充満しているので、即死するので絶対に開けないで下さい」との張り紙があり、中にはいると次男が眠るように横たわっていたという。硫化水素ガスを吸ったことによる中毒死だったようだ。
次男の死により、クラスメイト4人からいじめを受けていたことが判明。いじめられていた友達をかばったことから、対象が次男へと移ったという。
亡くなる数週間前から次男の行動にわずかな違和感があったが、次男の死によってすべてがつながったようだ。父親は「後悔という言葉じゃ済まない。なんで親がこれに気づかなかったのかと」と後悔の念を打ち明けた。
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■いじめ被害者に同情
亡くなった次男は、両親に相談することなくいじめに耐えていたという。亡くなる前には、加害者の生徒の教科書の名前をカッターで切り刻んで静かなる抗議をしていた。しかし、いじめの事実を知らなかった母親は、怒りこそしなかったものの、次男の行動をたしなめたようだ。
「もしも、いじめに気づいていれば」。VTR明け、加藤はいじめ被害者に対して
「いじめられている子って、『自分が悪い』って勝手に思っちゃって親に言えなかったりするわけ。当然、いじめている人間が悪いんだけど。なんでいじめられている子がそんな気持ちしなきゃいけないんだ」
と語る。さらに、マイノリティを排除しようとする日本社会にも問題があると主張した。