警察から厳重注意を受けた『水曜日のダウンタウン』 その内容はやりすぎ?

警視庁から厳重注意を受けた『水曜日のダウンタウン』。その企画はやりすぎ?

2018/06/27 10:00


(画像はTBS公式YouTubeのスクリーンショット)

しらべぇでも既報の通り、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)が、警察から厳重注意を受けたことが判明。

「路上で芸人を連れ去る」企画を行なったところ、複数の目撃者から110番通報があったためで、車のナンバーから同番組を割り出し、注意を与えたという。


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■『水曜日のダウンタウン』はやりすぎ?

同番組はこれまでにも攻めすぎた企画を行ない、謝罪することもしばしば。これを受けた松本人志は24日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、

「あの企画はいかんと思いますけど、ぼくはこの番組スタッフが好きなのでね。これからも番組自体は続けていきたいとは思ってるんですよ」


などと発言。今後も番組を続けていく意向を示している。

そんな『水曜日のダウンタウン』は、過激な企画が番組の魅力という意見がある一方で、「やりすぎではないか」との批判も多い。

そこでしらべぇ編集部では全国の20代~60代の『水曜日のダウンタウン』を見たことがある人923名を対象に、「検証企画はやりすぎだと思う」かどうか調査を実施。

結果、「そうだ」と答えた人は、8.8%。そして「どちらかといえばそうだ」が31.6%。半数は下回ったが、「やりすぎ」だと感じている人は少なくない。

一方、「あまりそうは思わない」は44.9%、「そう思わない」が14.7%で、「やりすぎだとは思わない」人は59.6%。視聴者の6割はその内容について疑問視していないのだ。


関連記事:松本人志、『水曜日のダウンタウン』の弊害を嘆く 「あの番組よくない」

■「やりすぎ」と感じているのは?

「内容をやりすぎ」と感じている人を世代別に見るとある傾向が出た。

最も「やりすぎ」と感じているのは60代で、59.3%。50代も43.8%となっており、中高年の評価が厳しい。また、20代も38.5%と若干割合が高くなっている。

一方、ダウンタウンの活躍をリアルタイムで見てきた30代・40代は、ほかの世代と比較すると内容に寛容なことがわかる。ダウンタウンへの好感度によって、放送内容に対する感じ方が違うのかもしれない。


関連記事:『水曜日のダウンタウン』の過激企画に賛否 「怖すぎる」「ただただ不愉快」

■視聴者の意見は?

番組のファンであるYさんに意見を聞いてみた。

「『水曜日のダウンタウン』のすべてが攻めすぎではないと思います。なかには、結構ためになるというか、豆知識的なものもある。ただ、番組が露骨に対象を揶揄したり、芸人に対してありえないドッキリを仕掛けることがあり、それが問題なのでは。


適切と不適切のギリギリの線で笑わせるのが『水曜日のダウンタウン』だと思いますが、『一線』は超えてはいけない。そのあたりを理解できていないスタッフが多いんじゃないかと。


また、『若手芸人が相手なら少々やりすぎても問題ない』という驕りのようなものも感じます。企画立案の際、コンプライアンスに違反していないか、しっかりと検証することが必要だと思います」


攻めた内容でファンも多い『水曜日のダウンタウン』だが、犯罪と勘違いされるような企画は不適切と言わざるを得ないだろう。今回の注意を真摯に受け止め、よりよい番組を作ってもらいたい。

・合わせて読みたい→松本人志、「たまにデッドボールが出る」 芸人連れ去り企画を謝罪しつつも番組擁護

(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年5月18日~2018年5月21日
対象:全国20代~60代の『水曜日のダウンタウン』を見たことがある人923名 (有効回答数)
TBS調査水曜日のダウンタウンコンプライアンス若手芸人
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