平井理央が女優として切り開く新境地 演じて気づいた「アナウンサーとの違い」とは
元フジテレビ局アナで、活躍の場を拡げる平井理央。ドラマ『婚外恋愛に似たもの』にも出演する。
■イメージは『ノッティングヒルの恋人』
平井が演じるのは、投資顧問会社の美人社長、隅谷雅。旧華族の血を引くエリートという設定だ。
平井:雅は設定がぶっ飛んでるキャラクターで、スペックだけ見ると、遠い存在です(笑)。でも、脚本になってみたら、真っ直ぐで喜怒哀楽が激しくて、人間臭さがある。「じつは純粋でかわいらしい女性でもあるんだな」と親近感が湧きました。
物語の中で、雅はあるトラブルに巻き込まれていくのですが、逃げるのではなく真正面から立ち向かっていくんですね。立ち向かうところは、「自分もそうありたい」と思うので共感できました。
新城毅彦監督に、過去の作品で近しいイメージを聞いたところ、「『ノッティングヒルの恋人』のジュリア・ロバーツです」と言われて、あらためて見直してみました。スターだけど純粋な部分があって、そういうギャップをイメージしましたが…。彼女の「心の中にいる幼い雅」みたいなものを感じていただけたら嬉しいです。
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■女優の仕事の楽しさとは
アイドルを含めて「何かにどっぷりハマった記憶はありません」と語る平井だが、アイドルファンから学ぶことは多かったという。
平井:でも、ドラマの中で、本物のアイドルファンの方たちにエキストラで入っていただいて共演するシーンがあるのですが、打ち合わせをしたわけでもないのに、かけ声とかが一糸乱れぬ完成度で。ファンの愛の力はすごいな…と思いました。
ファンがライブで推しメンにアピールするためのうちわがあって、自分へのファンサービスを求める「○○して!」というメッセージが書いてあるんです。「ガオーして」みたいな。その中に「エアハグして」っていうのがあって、5人で「どういうポーズなんだろう…?」とそれぞれいろいろ想像して話してました。
女優のお仕事は、「自分が知らなかった人生の豊かさを知る」というところもあると思います。プライベートでも、朝、スノーホワイツさんの曲を聞いてテンションをあげたりしています。「アイドルに支えられる生活」を日々実感中です。
雅を演じながら、「自分も意識していなかった自分が出ていった」と語る平井。新たな一面を切り開いた演技に注目だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)