被災地・呉が舞台で「なんとも言えない」 様々な想い広がる『この世界の片隅に』
この作品が、被災地の人々に届き、少しでも心を支えてくれますように。
15日、松本穂香主演ドラマ『この世界の片隅に』の第一話が放送。先日の西日本豪雨の影響もあり、色んな意味で話題になっている。
■『この世界の片隅に』とは
本作はこうの史代の同名人気マンガを原作とする作品。
太平洋戦争の最中、広島県の江波から呉に嫁いだヒロイン・すずが、嫁ぎ先の北條家で暮らす日々を丹念に描く内容で、のんが主人公の声優を務めた映画が大ヒットしたことでも知られている。
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■第一話は子供時代から結婚まで
広島県広島市江波に住む少女・浦野すず(新井美羽)はお使いに出た帰り道、人攫いに捕まってしまうが、先に捕まっていた少年・周作(浅川大治)の機転で逃げ出すことに成功。無事自宅に帰ることができる。
時は過ぎ、昭和18年。成長したすず(松本)を嫁に欲しいという人がやって来る。それは大人になった周作(松坂桃李)で、彼は以前にすずのことを「見初めた」と話すのだが、すず本人には見覚えがなかった。
その後、両家顔合わせのもとふたりは結婚。緊張してぎこちなくなるすずに、周作は優しく接し、ふたりは接吻を交わすのだった。