30代でさらに輝きを増す女優・安達祐実 「気持ちのおもむくまま自由に演じたい」
現在、宮木あや子原作のドラマ『婚外恋愛に似たもの』に出演中だ。
■演技は自由度が高いもの
名子役として幼い頃から活躍してきた安達も、演技に対する考え方には変化があると語る。
安達:お芝居をする上では、子役の頃は「言われたことができればOK」ですが、年齢が上がっていくにつれて自分からの発信も必要となってきます。
もともとは、「正統派のお芝居をしたい」というタイプだったんです。でも最近は、「普通こういう時はこういう顔するでしょ」という演技じゃなくてもいいと思えるようになりました。気持ちのおもむくままに演じて、もし監督に注意されたら修正する、といったような。
お芝居って本来自由度が広いものだと思うので、今は「正解しか出しちゃダメ」という思いはあまりないんです。
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■注目のシーンは…
最後に、撮影で印象に残ったシーン、ドラマの見どころについても聞いてみた。
安達:5人が水をぶっかけられるシーンがあるんです。助監督さんが水をかけるのですが、だんだん慣れて命中率が高くなってきて、かなり濡れてしまって。みんな、「女優さんたちをこんなずぶ濡れにして、なんやねん」ってツッコミたいくらいでした(笑)。面白いシーンなんですけどね。
このドラマは、コメディとして笑いに転換してはいますが、やっぱり人が救われる話。5人それぞれに起きる出来事は、深刻に捉えれば重いんですけど、スノーホワイツへの愛に支えられてみんな克服していく。
辛いことがあってもきっと救いがあるし、そこからまた幸せが訪れるはず…といったハッピーな気持ちになってもらえたらいいな、と思っています。
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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)