ダルビッシュ有、ブログで清原和博氏へエール　「誰がなんと言おうが応援」

米メジャーリーグ投手・ダルビッシュ有（シカゴカブス）が2日、公式ブログを更新。プロ野球・西武ライオンズ（当時）などで活躍した清原和博氏に対する思いをつづった。

 

■清原は「大好きな人」

投稿では、清原氏が7月27日に発表した著書『清原和博 告白』（文藝春秋）の写真を添え「妻や子供たちは当たり前なんですが、この人もまた自分の大好きな人！ 清原さん！」と書き出している。ツイッターでも、「すぐに読んでしまった」と読了を報告。

すぐに読んでしまった。 pic.twitter.com/9ZdKkFatfk

— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) August 2, 2018

同書は、2016年に覚醒剤取締法違反で逮捕された清原氏が、少年時代から現在に至るまでの栄光と転落を振り返る内容。うつ病や薬物依存と苦闘する日々を赤裸々につづっている。

ダルビッシュは「違法な薬物を使用したのは間違いなく良くない事です」と前置きし、「弱音も吐きながら自分の過去を話していて人間らしさが見れてすごく良かったです！」と率直な感想を記した。

北海道日本ハムファイターズ在籍時のプロ2年目に清原氏へ死球を当ててしまったエピソードにも触れ、「正直怖かった」と本音を漏らしつつも、清原氏の懐の深さに感銘を受けた旨を述べている。

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■「お子さんが同じ境遇になったら」

ダルビッシュはそんな清原氏を「自分にとっては特別な人です」とした上で、「皆で清原さんのセカンドチャンス、応援しましょうよ！」と呼びかける。

薬物で身を滅ぼした人間に対して、世間の風当たりは当然強い。しらべぇ編集部の調査でも、過半数の人が「好きな芸能人が薬物で逮捕されたらファンを辞める」と考えていることが分かっている。

清原氏は芸能人ではないが、人気商売の著名人という意味では同じだ。PL学園高校在籍時から全国区の実力と人気を誇り、プロ入り後も史上8名しか成し遂げていない通算500本塁打を記録するなど、球史に残るスーパースターだった清原氏。

そんな彼を憧れの目で見続けてきたファンからすれば、薬物使用の事実には「裏切られた」と感じてもおかしくはない。しかしダルビッシュは、「あなたのお子さんが同じ境遇になったらどうしますか？」と問いかける。

「自分は誰がなんと言おうが応援していきます！」と力強い宣言で結んだ。