五輪担当相、社会人にボランティア休暇を要請 「強要されてる感じ」と批判相次ぐ
五輪・パラリンピック担当相が経済団体に「ボランティア休暇」の制度を設けてほしいと要請。
■仕事でもっとも重要なのはやりがい?
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,500名に「仕事における重要なものは、やりがいだと思う」か調査を行った。20〜30代では半数、40代からは約7割、60代では約8割と年代による違いも見られたが、全世代の6割以上が「やりがい」と回答した。
給料や勤務時間などの現実的な要素ではなく「自分がどれだけ仕事を頑張れるか」という充足感を重視している人が多いことがわかる。
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■11万人以上集めたいボランティア
西日本豪雨の際、被災地までの交通費を支給し休暇日数を増やすなど、現地でボランティアに参加したい社員を後押している企業もあった。
しかし、これはあくまでも「ボランティアに参加したい社員」の後押し。今回の「ボランティア休暇」制度の要請は、強要されているように感じる人が多数いるのが現状だ。
会場での誘導や競技運営のサポートを行う「大会ボランティア」と、観光客に案内を行う「都市ボランティア」、合わせて11万人以上集めたいとしている。「やりがい」という言葉以外にどんなアピールをしていくのか、注視したい。
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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳)
対象:全国20代~60代男女1,500名(有効回答数)