松本人志、「女医のほうが興奮する」に前園も共感 東京医大問題をお笑いで批判
モーリーがアファーマティブ・アクションについて語る場面も。
5日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、しらべぇでも既報の東京医科大における女子受験者の一律減点問題が取り上げられた。
2011年から女子の合格者を3割程度に押さえており、男子受験生の得点に加点していたケースも判明。
■宮澤エマ、「先進国として一番ダメ」と嘆く
コメントを求められた宮澤エマは、不快な感情をたっぷり顔に浮かべ、自身の意見を述べた。
「すごく強い怒りと、それを通り越した悲しみを覚えた。この時代にこんな女性差別があるのか、と。セクハラを受けるとかではなく、システムとして女性が社会進出できないのが女性差別だと思う。
これはまさにそれで、一番先進国のなかでやってはいけない性差別。もし、私に女の子が生まれたら、その子の夢のなかに理数系やお医者さんは入れないほうがいいかもしれない現実が、2018年の日本なんだと思うと悲しくなっちゃって…」
今回の問題によって浮かび上がる、女性として生まれただけで人生の選択肢が狭まる日本が抱えた性差別問題。そこで感じた絶望を宮澤は伝える。
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■モーリー、「『生産性』との言葉の便利さ」を斬る
モーリー・ロバートソン氏は、生産性について自身の解釈を主張。
「生産性という棒を振り回せば、LGBTであろうが、男女であろうが、日本語がまだ不得意なニューカマーであろうが、あらゆる方法で足切りできてしまう。恣意的にできてしまう。差別を正当化するための言い訳でしかないように、ぼくには思えました。
生産性を大事にしたいのであれば、頑張っていない男性受験生に下駄を履かせて医師にすることで、社会にツケを払わせている。患者が損をする。優秀な女性医師に命を救われたほうがいいと思います」
東野幸治が「先進国でこんなことをしているのは日本だけなのか」との問われると、モーリー氏は「先進国でやれば、集団訴訟の対象になります。もう大変ですよね」と語る。
ヒロミが「女性はやることが多い。出産もそうだし」と発言すると、モーリーが、アファーマティブ・アクションと呼ばれる、システム的に差別されてきた集団に対する雇用や教育などを保証する特別優遇政策の解説する場面も。
この考え方には、コメンター陣も納得していた。