東京医大の「女子減点」は必要悪? 現役医師の匿名投稿に「労働問題として捉えるべき」の声
リアルな投稿に考えさせられる人が続出。
■様々な声相次ぐ
このエントリーを受け、他のネットユーザーの中には「働き方改革」について思いを馳せる人が続出した。
・これ、本質的には性差別問題ではなく労働問題で、単に問題のしわ寄せが真っ先に弱いところ=女に行ってる、という構図なのよね
・男なら激務で実を粉にして働ける環境が築きやすいから男性医師がいいって考えかたは、結局医師の激務継続を下支えするだけで誰も幸せにならない。もっと働きかたを変えていくしかない
・男女の性差以前に労働問題を解決していないからな
・自分の子供ができても男性は休まなくて構わない、という状況がまず歪んでいるのだ。休んで育児に参加すべき。休暇・慶弔・傷病・出産育児などで欠員が出ることを前提とした体制作りが(医療界に限らず)必要だ
・結局は「医療費が高騰する」「待ち時間が激増する」のどちらか(あるいは両方)を、私たちが受容するしか解決の道はない。この問題を叩いておきながら、医療費高騰や待ち時間延長は許せんというのはナシ
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■既婚者の4分の1は「働きすぎ」自覚
しらべぇ編集部では以前、働き方に関する調査を実施。その結果、全体の19.1%が「自分は働きすぎだと思う」と回答していた。
なお、既婚未婚別では既婚者のほうが10ポイントほど高い数値に。
繰り返し述べるが、今回の東京医大の行為は決して許されるものではない。だが、怒りに任せて糾弾すれば、問題の根幹が解決するという話でもない。
医師全体の働き方改革を進めるために、社会全体で考えていくことがたくさんあるのではないだろうか。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の有職者686名(有効回答数)