日本のカレー店・デリーの『カシミールカレー』は本場のヘタなカレーよりはるかに美味い
カシミールカレーは至高
昭和31年創業の、日本を代表する老舗インド料理店『デリー』。
店舗は東京に3店あるのみだが、デリーの味を受け継ぐカレー店は、全国に多数存在するのだ。
画像をもっと見る
■デリーの代表メニュー『カシミールカレー』
そんなデリーの代表メニューといえば、やはり極辛の『カシミールカレー』。
猛烈に辛いのに辛さがあとに残らず、旨味がしっかり感じられるため、不思議とスプーンが止まらずガツガツと食べてしまう。
シャバシャバのルーを米にかけて食べると、辛いのに米の甘さが引き立ち、絶妙にウマい。こんなにウマいカレーは、きっとインドに行ってもなかなか食べられないだろう。
関連記事:インド人が初めて烏龍茶を飲んだ結果→なぜか激ウマ『ウーロンカレー』が完成
■インドでカレーを食べ歩いても…
と、そんなことを考えつつ、先日インド人主婦に烏龍茶を飲んでもらう取材をしたときに、インドの首都・デリーの庶民的なカレー店から高級店までひととおり食べ歩いたのだが…
カシミールカレーを超える美味しさのカレーには、残念ながら出会えなかったのである。あくまで記者の好みだが、デリーのカシミールカレーを食べたら、本場インドのカレーでは物足りなくなってしまうのだ。
スパイスの香り・旨味・米の甘さ・突き抜けるような辛さ・噴き出す汗の爽快感、どれをとってもカシミールカレーには及ばなかった。
関連記事:日本の常識はほぼ通じない!? 「初めてインドへ行った日本人」が衝撃を受けること5選
■インドへ行って日本のデリーのスゴさを知る
もちろんインドの人が比べたらまた違った結果になったかもしれないが、日本人としては、デリーのカシミールカレーの完成度を、インドへ行ってさらに感じてしまった次第だ。
デリーにはドライカレーなど、ほかにも日本人の味覚に合った絶品カレーを提供しているが、それもきっと毎日のようにカレー情報をブログに綴っているデリーの社長や創業者の努力があってのことだろう。
もしデリーのカシミールカレーを一度も食べたことがない人は、ぜひ一度食べてみてほしい。暑い夏にも、寒い冬にも最高のカレーが、デリーにはある。
・合わせて読みたい→インドで「超完成度の低いドラえもんっぽい貯金箱」が売られていた
(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)