健康を最優先に夏休み延長検討? 「それよりもエアコン設置」の声が殺到

文部科学省は7日、児童の夏休みの延長や臨時休業日の設定などを検討するよう教育委員会などに通知を出した。この判断にネットでは…

2018/08/09 06:00

教室
(maroke/iStock/Thinkstock/写真はイメージです)

全国的な猛暑がつづき、熱中症による死傷災害が多数発生している。文部科学省は7日、必要に応じて夏休みの延長や臨時休業日の設定などを検討するよう、都道府県の教育委員会などに対し、通知を出したと共同通信が報じている。



 

■児童生徒の健康を最優先に

しらべぇでも既報だが、先月、愛知県豊田市で校外学習から戻った小学1年生(6歳)の男児が熱中症で死亡している。

これを受けて先月24日、菅義偉官房長官が開いた記者会見では「小中学校に関する暑さ対策のひとつとして、夏休み期間の延長を検討すべき」と、文部科学省で検討することを明らかにしていた。

そして今回、「気象状況に注意し、児童生徒の健康を最優先に考えるように」と、夏休みの延長や臨時休業日など、対策の徹底を呼び掛けた。


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■「まずはエアコン設置だろ」

夏休みを延長した場合、年間の総授業時間数の確保については、冬季休暇の短縮や土曜授業の実施を検討しているという。これらの報道を受けてネットでは「それよりもエアコンを」の声が多数挙がっている。

・子供の命を考えるなら、少しずつでもいいから猛暑続きの学校からエアコンを!


・冬休み短縮だの土曜授業だのグダグダになるなら、教室を適温にしようよ


・「児童生徒の健康を最優先」なら、まずはエアコン設置だろ


・みんなの税金、みんなが納得する使い方を。学校にエアコンを



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■熱中症になった経験は…

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,342名に「熱中症」について調査したところ、約2割が「経験あり」と回答した。

(©ニュースサイトしらべぇ)

若い年代ほど熱中症を経験している傾向にあり、もっとも多いのは20代男性で3人に1人が熱中症になったことがあるようだ。

ここでは20代からの調査だが、子供は大人に比べて体調の調節機能や汗をかく能力が発達していない。環境の温度変化に影響されやすく、熱中症になりやすいと言われている。

先月24日の菅長官の記者会見では、学校へのクーラー設置に対して「来年のこの時期に間に合うように責任を持って対応したい」と語っていた。

「先を見越せば、夏休みを延長するのではなくエアコン設置が望ましい」という多数の声が早く届き、実施することを願う。

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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1342名(有効回答数)

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